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これだけは押さえておきたい! コンテンツマーケティングのツボ

よくある悩みを一気に解決。オウンドメディア運営の課題とは

 Webメディア「ギズモード・ジャパン」で編集長の経験を持ち、株式会社アイレップ内にあるコンテンツマーケティング総合研究所の所長を務める大野恭希氏が、コンテンツマーケティングで押さえるべきポイントを解説する本連載。第2回となる今回は、コンテンツマーケティングで陥りやすい課題5つに対する解決策を紹介する。

オウンドメディア運営に悩み・課題はつきもの

 もう初夏ですね。今日もマーケターの皆様お疲れ様です。アイレップコンテンツマーケティング総合研究所の連載2回目は、オウンドメディア運営における課題や悩みについて解説します。(第1回の内容はこちら

 オウンドメディアを始める前は、そもそも何をすればいいのかわからず、運営開始後は、KPIの置き方がわからない。また、コンテンツネタが思い浮かばない……など、課題や悩みは山積みになっています。

 私は、ガジェット・テクノロジー分野におけるWebメディア「ギズモード・ジャパン」で編集長を経験しました。その中で、「どうやってメディアの「認知」を広げればいいのか」という1点において、オウンドメディア運営とWebメディア運営の課題は同じだと感じています。そういった時に、今回の記事で挙げる課題は、企業でオウンドメディアを運営する方にも共感いただけるはずだと考えました。

 さて、メディア運営における課題をざっくり分類すると、記事やクリエイティブなど「コンテンツ制作」における課題と、編集体制や組織構築などメディア運営にまつわる「仕組み」における課題が存在します。そこで今回は、「コンテンツ制作」と「仕組み」それぞれに関する課題からよくあるものをピックアップし、解説する記事をお届けします。

課題解決に欠かせないのは、トップの意思決定

 ここから、オウンドメディアを運営する上でありがちな課題をピックアップし、それぞれの解決方法を解説します。今回は下記5つの課題に対する解決法を明示したいと思います。

 1.思った通りのコンテンツを作ることが難しい

 2.メディア独自のルールや表記方法がドキュメント化されていない

 3.チームマネジメントが難しい

 4.とりあえずやってみる体質がない

 5.オウンドメディア運営における課題・問題が具体化されていない

 ただ、前提として知っておいてほしいのは、書いてある通りにやれば課題が解決できるというわけではないということです。

 特に編集長といったメディア運営のトップが方向性を提示する意思決定ができるかどうかで大きく効果は変わってきます。それができなければ、関係者への意思疎通が思い通りにいかず、ライターや編集者が作り出すコンテンツへ影響が及ぶため、ユーザーへ目的に沿った情報を届けられません。そのため、編集長は編集方針をもとに、メディアの持つ課題を解決するためにはどうすべきかを常に考える必要があります。

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この記事の著者

大野 恭希(オオノ ヨシキ)

2007年より日本最大のテック情報Webメディアサイト「ギズモード・ジャパン」(株式会社メディアジーン運営)に携わり、副編集長を経て、2012年から2014年まで同編集長を務める。任期中、同メディアを月間3,700万PVから6,900万PV、325万UUから740万UUへ成長させた立役者。 2...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/06/29 09:00 https://markezine.jp/article/detail/24601

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