RSSリーダーとは
RSSは様々なことに利用が可能ですが、もっとも一般的な使われ方は、RSSリーダーを使ってブログやニュースサイトの最新記事をまとめて読む、というものです。RSSリーダーは、複数のRSSを登録しておくと、それらを定期的に取得して、その更新状況をまとめてチェックできるシステムです。RSSリーダーには、Glucoseなどのパソコンにインストールして使うタイプのリーダーや、livedoor ReaderやBloglinesなど、ウェブサービスとして提供されているものなどがあります。また、Internet Explorer 7にも、RSSリーダーの機能が用意されています。
RSSリーダーを使うと、たくさんのブログの更新情報をまとめてチェックできるため、情報収集には非常に役立ちます。皆さんの中にも、RSSリーダーを利用して情報収集をしている方も多いことでしょう。
ウェブ上に公開される情報が増えれば増えるほど、その収集には効率が求められます。自分が注目しているサイトの更新状況やその概要をまとめて見ることができるRSSは、そういった効率を高める上で、非常に重要なツールとなっています。そしてRSSを利用している人にとっては、RSSこそが、サイトへのアクセスの入り口になっています。
従って、RSSを配信しているサイトを管理しているのであれば、RSSの利用状況や、RSSからのサイトへのアクセスを解析することが、サイトのアクセスを向上させたり、より効果的なサイト運営をしていくためにも、必要となってくるのです。
RSSは、実際にはウェブページのHTMLファイルと同じように、単なるXMLファイルではありますが、通常のウェブページとは使われ方が異なるため、アクセスの解析方法も異なってきます。
なお、RSSとほぼ同じ情報を配信できるフォーマットとして、Atom(Atom Feed)と呼ばれるものもあります。ブログやニュースサイトの中には、Atomを使って更新情報を配信していたり、RSSとAtomの両方を配信しているところもあります。RSSやAtomなど、サイトの更新情報、最新情報を配信するフォーマットをまとめて「Feed」と呼びますが、今回はわかりやすさを重視するために「RSS」という言葉で統一していますが、実際にはAtomのデータであっても、解析に利用する手法は全く同じです。