SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

水野貴明の“技術から学ぶ”アクセスログの読み方

RSSとアクセス解析の関係を読み解く(前編)

RSSリーダーとは

 RSSは様々なことに利用が可能ですが、もっとも一般的な使われ方は、RSSリーダーを使ってブログやニュースサイトの最新記事をまとめて読む、というものです。RSSリーダーは、複数のRSSを登録しておくと、それらを定期的に取得して、その更新状況をまとめてチェックできるシステムです。RSSリーダーには、Glucoseなどのパソコンにインストールして使うタイプのリーダーや、livedoor ReaderBloglinesなど、ウェブサービスとして提供されているものなどがあります。また、Internet Explorer 7にも、RSSリーダーの機能が用意されています。

 RSSリーダーを使うと、たくさんのブログの更新情報をまとめてチェックできるため、情報収集には非常に役立ちます。皆さんの中にも、RSSリーダーを利用して情報収集をしている方も多いことでしょう。

ウェブ上に公開される情報が増えれば増えるほど、その収集には効率が求められます。自分が注目しているサイトの更新状況やその概要をまとめて見ることができるRSSは、そういった効率を高める上で、非常に重要なツールとなっています。そしてRSSを利用している人にとっては、RSSこそが、サイトへのアクセスの入り口になっています。

 従って、RSSを配信しているサイトを管理しているのであれば、RSSの利用状況や、RSSからのサイトへのアクセスを解析することが、サイトのアクセスを向上させたり、より効果的なサイト運営をしていくためにも、必要となってくるのです。

 RSSは、実際にはウェブページのHTMLファイルと同じように、単なるXMLファイルではありますが、通常のウェブページとは使われ方が異なるため、アクセスの解析方法も異なってきます。

 なお、RSSとほぼ同じ情報を配信できるフォーマットとして、Atom(Atom Feed)と呼ばれるものもあります。ブログやニュースサイトの中には、Atomを使って更新情報を配信していたり、RSSとAtomの両方を配信しているところもあります。RSSやAtomなど、サイトの更新情報、最新情報を配信するフォーマットをまとめて「Feed」と呼びますが、今回はわかりやすさを重視するために「RSS」という言葉で統一していますが、実際にはAtomのデータであっても、解析に利用する手法は全く同じです。

次のページ
RSSと通常のウェブページの違い

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
水野貴明の“技術から学ぶ”アクセスログの読み方連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

水野 貴明 (ミズノタカアキ)

1973年東京生まれ。バイドゥ株式会社勤務の兼業テクニカルライター。学生のとき に父親が買ってきたパソコン(マイコン)と出会い、コンピュータとの付き合い を開始。大学は有機化学、大学院では分子生物学を学ぶも、就職で再びコンピュータの道を進むことになった。その後インターネットの普及により、様々な方に出会う機会を得て1999年より執筆活動を開始。 http://d.hatena.ne.jp/mizuno_takaaki/

 

著書
『アクセス解析でホームページの集客を極める本』 水野 貴明著、 ソーテック社、2005年3月 
『詳解RSS~RSSを利用したサービスの理論と実践』 水野 貴明著、ディー・アート、2005年8月

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/02/07 11:00 https://markezine.jp/article/detail/2465

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング