電通の海外本社である、電通イージス・ネットワークは、消費者のブランド体験や経験価値にフォーカスしたアクティベーション領域に強みを持つドイツのライフスタイル・マーケティング会社「Markenloft GmbH」(以下、マルケンロフト社)の株式100%を取得することで同社株主と合意した。
今回の買収の目的は、同社グループの9つのグローバルネットワーク・ブランドの一つで、ライフスタイル・マーケティングを標榜するMKTGのドイツ拠点の設置に。株式取得後、マルケンロフト社はMKTGのネットワークに組み込まれ、今後3か月をめどに社名がMKTGに変更される予定。
2008年に設立されたマルケンロフト社は、製品やサービスのブランド体験ができる各種イベントの企画・運営やスポーツ大会のスポンサーシップなどアクティベーション領域のサービスを提供している。そのサービスにはイベントの実施・運営だけでなく、ブランドコミュニケーション戦略の策定やコンサルティングサービスも含まれ、それが同社の強みとなっている。
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