値段と容量以外にチェックすべきポイント
レンタルサーバーを探しているときは、どうしても値段や容量の大きさに目を奪われがちである。今では、専用サーバーでなくても数ギガバイトのディスク容量を持つコース・プランを選択できるし、値段も数年前に比べてかなり下がってきた。そのため、「この値段でこんなに容量があるサービスがあるんだ?」と驚いた経験を持つ方も少なくないだろう。
これは、ユーザーにとって歓迎すべきことである反面、あらたな悩みのタネにもなっている面もある。なぜなら、どのサービスも似たり寄ったりで、決め手に欠けるということがしばしば起こるからだ。そこで、目先を変えて値段と容量以外にチェックすべきポイントを2回に分けていくつか挙げてみよう。
SSL
個人のWebサイトを運営するならいざ知らず、オンラインショッピングサイト経営のためや企業のWebサイトを置くためにサーバーを借りるのだとしたら、「SSLサーバ証明書」のサポートの有無は、おそらく一番重要なチェック項目のひとつになるだろう。SSLで暗号化されてないWebページからクレジットカードの番号や有効期限、名前、住所、メールアドレスなどのデリケートな個人情報を送信したいと思う人は、おそらく存在しない。
SSL(Secure Socket Layer)とは、送受信の際に入力されたデータを暗号化してサーバーに送るプロトコルのことだ。現在、もっとも広く普及しているサービスは、ベリサイン社の「SSLサーバID」だが、申請に手間がかかることもあり、レンタルサーバー事業者の中には取得代行を請け負うところもある。そういうサービスを選択すれば、簡単にSSL認証を取得することができるので手間が省けて便利だろう。