マーケターは、最後にはやりたいことができるツールに帰ってくる

アタラ:まさに仰るとおりですね。サポート以外の部分、例えばマーケティング面ではいかがでしょうか。
岡田:マーケティング施策は幾つか考えていますが、その中でも日本のお客様とのインタラクティブなコミュニケーションを増やすために、オフラインのイベントを実施していきたいと考えています。
まずはエンゲージメントやリターゲティングについてのケーススタディ、アプリマーケティングのトレンドなどをテーマにして開催していきたいと考えています。一部のメディアさんなどには既にお話しさせて頂いておりますし、ご協力できる会社さんとの共同セミナーなども企画しています。動画なども活用していきたいですね。
アタラ:たくさんやることがありますね!
岡田:この業界は動きが早いので、どんどんやらないと置いていかれてしまいますので、頑張ります。
アタラ:お話を伺って、TUNEは外側に開いているという印象を受けました。囲い込みに走ったり、つないで広げていく技術的な思想が弱い企業よりは、世界中で使われている様々なメディアやツールに疎結合できて、データを無理なく活用できる素地がある企業が最終的に強くなっていくのかなという気がしています。現時点では、日本はかなり群雄割拠な印象がありますので、マーケティングもやればやるほど反応がありそうですよね。
岡田:弊社内でも言われているのが、「マーケターは、最後にはやりたいことができるツールに帰ってくる」ということです。最終的にやりたいことができるツールはTUNEだった、というお客様は多いので、そういう存在であり続けたいと思います。
アタラ:一つのSDKで提供できるということは、アプリの成長に合わせて同じSDKの中でサービスを更新できるという強みがあるのではないかと思いました。数万ダウンロードの頃は特に必要がなかった機能が、数百万ダウンロードになると必ず必要になってくるということは多いのではないかと思います。フェーズに合わせて毎回ツールを変えるのは大変ですし。
岡田:まさにおっしゃる通りです。また、データは時間軸でどんどん増えていくので、そのデータをきちんと担保できる設計にすべきだと思います。たとえば、半永久的にデータを保持していないツールの場合は、データが削除されて次回から新規ユーザーになってしまうといったこともあると思います。
そうすると、プロモーション側ではCPIやCPCの信頼性が下がってしまうんですよ。同じSDKでデータをほぼ完全に保つというのは、想像以上に重要なことだと思っています。その点、TUNEは半永久的にデータを担保しておりますので、安心です。
アタラ:よくわかりました。最後に、今後について一言お願いできますでしょうか。
岡田:TUNEは北米の会社でもあり、最先端の技術やトレンドなど、アプリなども北米から始まるケースが多く、そういうものに興味があり、活用したい方々とディスカッションしていきたいなと思いますので、ぜひお声がけください。アプリだけでなく、デジタルマーケティングをよりよくしていくためのお話であれば、ぜひ一緒にしていきたいですね。
アプリに限らずどの分野でも動きが早いですが、通底しているのはデータの重要性です。どんな仕事であれ、データを活用するところに僕はチャンスがあると思っているので、色々とご相談頂けるとうれしいです。
アタラ:本日はありがとうございました!