Facebookは、新たに広告フォーマット「コレクション」をリリースする。コレクション広告は、メインのビジュアル(動画または静止画)の下に商品画像が4枚並んだ状態で配信される。広告がタップされるとフルスクリーン表示に切り替わり、最大50枚の商品画像でWebサイトまたはアプリへと誘導することができる。
既に複数のブランドが、コレクション広告で動画と商品カタログを効果的に組み合わせて利用を開始している。たとえば、アディダスは、Z.N.E.シリーズの新作および関連商品の販売促進にコレクション広告を活用。5.3倍もの広告費用対効果(ROAS)を達成した。また、TOMMY HILFIGERは、2016年秋に実施した「See Now, Buy Now」キャンペーンのモバイル対応にコレクション広告を活用し、広告費用体効果を2.2倍向上させた。
コレクション広告は、本日より世界中で順次展開され、日本でも数ヶ月内に全広告アカウントでご利用いただけるようになる予定。
また、Facebookでは広告の新指標「アウトバウンドクリック」のテストを数週間内に開始する予定だ。リード獲得広告、キャンバス広告、コレクション広告では、モバイルニュースフィード上の広告ユニットがタップされるとフルスクリーン表示に切り替わる。
それぞれの広告からは、Webサイトやアプリへ誘導できるが、これまではFacebook内での遷移とFacebook外への遷移がまとめて集計されていた。アウトバウンドクリックの導入により、Facebook/Instagram以外のWebサイトまたはアプリへの遷移が区別されるようになるため、キャンバス広告を開いた人のうちどの程度が自社Webサイトを訪問してくれたのかや、コレクション広告経由で商品詳細ページが訪問された回数など、利用者の行動と広告のパフォーマンスがより明確になる。
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