KudanとLINEは、LINEの自撮りカメラアプリ「B612」のAR機能のさらなる拡充を図る目的で、業務提携を行った。
「B612」は2014年8月にサービスが開始され、世界で累計3億件以上ダウンロードされているカメラアプリ。その一機能であるARフィルターは、カメラ越しの風景を一味違った写真や動画に加工し、幻想的な空間を広げることが可能だ。
今回、LINEと業務提携するKudanは、独自開発のVisual SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術をコアに、AR/MR/VR、IoT、ロボティクス向けに空間認識技術を提供している。Visual SLAM技術では、カメラの画像情報から、デバイスの位置の認識と周囲の環境地図の作成を、瞬時かつ高精度に行うことが可能。また同技術は、iOSやAndroidに対してクロスプラットフォームで、専用デバイスに依存しないため、汎用性が高いことも特徴だ。
カメラアプリにおけるAR機能の拡充が期待されるなか、Kudanの技術をもとに、両社は次世代のユーザー体験を実現する。
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