政治情勢を利用した格安航空会社JetBlueのキャンペーン
米国の格安航空会社JetBlueが昨年実施した「Reach Across the Aisle」キャンペーンがその好例だ。このキャンペーンは、旅客機の通路を隔てた左右の席に、民主党派と共和党派のひとを分けて座らせ、旅客機内の客全員でどこに行きたいかを議論させ、もし客全員の意見が合えば、希望する行き先の無料航空券をプレゼントするというもの。この様子は同社のYoutubeチャンネルで視聴することができる。
結果は満場一致でコスタリカに決まり、政治的な分断は乗り越えることができるという同社のメッセージが発信されている。視聴回数は110万回を超えており、企業のPRは成功したといえるのではないだろうか。
注目の高いLGBTをテーマに掲げた企業PR
クラッカーブランドのHoney Maidは近年、LGBTなど少数派グループを社会に受け入れようというメッセージで企業PRを実施している。テレビコマーシャルでは同性愛者や人種的少数派のひとびとを前面に押し出し話題を呼んだ。Youtubeでも視聴可能で、視聴回数800万回を超える動画もあり、ひとびとの関心が高いことが伺える。
