電通の第3四半期まで(2007年4月~12月)の売上高は前年同期比2.5%減の1兆5,125億4000万円、売上総利益は1.0%減の2,491億3800万円、営業利益は12.5%減の364億3000万円、経常利益は440億円7200万円、四半期純利益は210億2600万円となった。なお、持分法適用会社であるピュブリシスグループが四半期業績を開示していないことから、同グループの損益に対する取り込みは中間期計上額(6か月分)のみが計上されている。
業務区分別の売上高を見ると、第3四半期(2007年9月~12月)は、「新聞」467億6600万円(7.2%減)、「雑誌」190億2600万円(5.8%減)、「ラジオ」60億1900万円(2.8%減)、「テレビ」1,889億9600万円(3.5%減)とマス4媒体がのきなみ前年同期と比べて減少。一方、インタラクティブメディア(インターネット、モバイル関連メディア)は63億9000万円で29.2%増、OOHメディアは122億300万円で12.8%増と好調を維持している。
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