米Twitterは10月24日、Twitter上のすべての広告の透明性を大幅に向上させるため、広告のトランスペアレンシーセンターの提供を今後数週間のうちに開始する。またTwitterは、ユーザーによるコントロールを可能にし、広告ポリシーをより厳格にしていく。
トランスペアレンシーセンターではユーザーが誰による広告配信かと、広告の詳細を把握することができ、広告に関するフィードバックをTwitterに送れるようになる。具体的には以下の情報が明らかになる。
トランスペアレンシーセンターで把握できること
・プロモーションのみ(ターゲットユーザーのみに表示する広告)のツイートを含む
Twitter上の全ての広告
・広告の配信期間
・クリエイティブ
・どのようなターゲティングが行われているか
そしてユーザーは、自分がターゲットでなかったとしても、不適切であったり好ましくない広告のフィードバックを送ることもできる。このフィードバックを通じてTwitterは、不適切な広告の排除を強化する狙いだ。
さらに、政治広告に関しては、政党もしくは当該候補者をであることを明確に表示しなければならず、政治広告であると見た目でもわかるように表示も変更される予定だ。
また、トランスペアレンシーセンターで明らかになる項目も広告費の詳細や広告主の政治広告費の過去全データなど通常の広告とは一部異なる。
その他、社会問題ベースの広告に関しても、より厳格なポリシーとより高い透明性を適用するため、他企業や政策提言者などと各問題における定義策定を行い、上記の新しい取り組みに統合していく。
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