プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESは、2つの動画PRサービス「PR TIMES TV」と「PR TIMES LIVE」を提供開始した。
生活者・メディア記者・企業をつなぐ動画PRのハードルを下げる狙い。動画PRを「時間がない・予算がない・難しい」と敬遠してきた企業広報担当者にも検討しやすいサービス設計を心がけたといい、「すべての企業広報に開かれた動画PR」だと同社は説明している。
「PR TIMES TV」は、プレスリリースを手軽に映像化しモバイル視聴用に配信するサービスで、「PR TIMES LIVE」はプレスイベントをLIVE配信し、メディア・生活者へ直接リーチするサービスとなる。
「PR TIMES TV」では、広報手段として動画を選ぶには様々な障壁が存在するという企業広報の悩みに着目。プレスリリース原稿のテキストと画像が4点以上あれば、モバイル配信に適した動画をPR TIMESが制作してSNS配信する仕組みだ。
具体的には、動画をWebの「PR TIMES」に公開するとともに、PR TIMESの公式SNSに投稿し、アドテクノロジーによりデモグラフィックデータと関心事をもとに潜在ターゲット層へ配信する。
動画制作においては、PR TIMESの保有するPRデータと、本サービス向けに確立した動画制作フローを活用。SNSのタイムライン上で視聴維持率の高い映像を制作・配信する。テンポよく動画やテロップを切り替えるのが特色だ。スキップされやすいSNSのインフィード型動画であるにもかかわらず、SNSにおけるテスト配信時の完全視聴率は平均65.3%という高い数字を記録したという。
次に、「PR TIMES LIVE」はプレスイベントをSNSでLIVE配信するサービスとなる。企業や自治体のプレスイベント・記者発表会の模様を撮影・LIVE配信(生中継)し、ターゲットへ届けることができる。
これまでは当日現地で取材してもらう必要があったプレスイベントの「情報伝播のポテンシャル」を引き出し、来場できないメディアへリアルタイムにリーチするとともに、生活者への直接的なリーチにつなげる狙いだ。
具体的には、PR TIMES公式SNS(Facebook、Twitter、YouTube)でプレスイベントの模様をLIVE配信する。さらに、ダイジェスト映像配信として、イベントの模様を1分程度のダイジェスト映像に編集して、PR TIMES のサイトと公式SNSで配信。アドテクノロジーも併用することで潜在ターゲット層へもリーチを拡張する。
加えて、「ライブラリーDL機能」として、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」上でプレスイベントのフル映像、ダイジェスト映像、文字起こし、当日写真を格納。「PR TIMES メディア会員」限定で、それら素材をダウンロード可能にし、オンラインで取材が完結する環境を提供する。
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