※本記事は、2018年1月25日刊行の定期誌『MarkeZine』25号に掲載したものです。
利用が進む電子マネー
交通系電子マネー、もしくは支払い系電子マネーのいずれかを利用したことがある“電子マネーユーザー”は全体の85%で、電子マネーは一般生活者にとって馴染み深いものになっていると言えそうだ。認知率を確認すると、交通系電子マネーのうち、最も知られているものは「Suica」で87%、2番目の「PASMO」と20ポイント以上の差がでた(図表1)。
また、関東では「Suica」「PASMO」、中部地方では「TOICA」「manaca」、近畿・中国地方では「ICOCA」の認知率が高かった。
支払い系電子マネーは、「WAON」「nanaco」の認知率が8割と突出しており、この2つが主要な支払い系電子マネーと言える。次いで高いのが「楽天Edy」「au WALLET」で7割弱だった。また、「WAON」「nanaco」は幅広い年代に知られている電子マネーであることも調査結果から確認できた(図表2)。
これはコンビニ、スーパー、ショッピングセンター、百貨店など若年層から高齢者層まで利用する店舗や施設で対応していることが背景にありそうだ。
▼調査レポート
『生活者に選ばれている電子マネーとは?利用実態を調査』(HoNote)