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人気インフルエンサーに聞く、若年層の今~流行りや情報収集方法を聞いてみた

 近年、YouTuberやショートムーバーなどのプラットフォーム上で動画を投稿する人が注目され、特に若年層に人気が集まっています。そこで、今回はVAZに所属のねおさんときぬさん、そして若年層向けのマーケティングに関する知見を持つVAZの渡辺さんに、若年層の間で現在流行っているものやサービス、普段の情報収集の仕方などについて聞きました。

憧れのクリエイターと同じ立場、舞台に立ちたかった

MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、皆さんの自己紹介からお願いします。

渡辺:VAZの渡辺と申します。2017年2月に立ち上げたインターネット発のブランド「Mel」の事業責任者をしています。Melでは現在「MelTV」というYouTubeの企業チャンネルでの動画配信やキュレーションサイトの運営、LINE LIVE上でのライブ動画配信など、様々な展開を行っています。

左から、株式会社VAZ インフルエンサービジネスユニット
Melディビジョン マネージャー 渡辺広輝さん
ねおさん
きぬさん

MZ:続いて、VAZに所属するクリエイターである、ねおさんときぬさんに話を伺います。お2人の自己紹介からお願いします。

ねお:16歳、高校1年生のねおです。私はリップシンク動画をずっと毎日投稿してきました。リップシンク動画とは、楽曲に合わせて口パクを行う動画のことで、私は口パクしながら自分で考えた振り付けで踊ったりしています。

きぬ:私は2017年の2月ごろから、美容や韓国に関する動画を上げています。韓国に関しては、コスメやファッションについてはもちろん、実際に韓国で旅行している時の様子なども投稿しています。

MZ:お2人とも、なぜ動画を配信するようになったのですか。

ねお:私はVAZに所属しているクリエイターさんの動画をよく見ていたのですが、その方とファンとしてではなく、動画投稿者という立場で会いたいと思ったのがきっかけでした。そこから毎日動画を上げて送っていたところ、VAZに声をかけられたんです。

きぬ:私もねおちゃんと同じです。元々YouTubeを見るのが好きで、YouTuberの方と同じ舞台に立ちたいと思い、動画を配信するようになりました。

インスタに動画コミュニティ……若年層の流行りって?

MZ:では、ここからは渡辺さんも含めて、今、若い人に何が流行っているのかを探っていきたいと思います。皆さんから見て、去年は何が流行った年だと思いますか。

きぬ:昨年はやはりInstagram(以下、インスタ)ですね。以前よりも写真を投稿することが増えました。

渡辺:ストーリーズができたのも要因の一つだと思います。あとは動画ソーシャルアプリのTik Tokが流行りましたよね。同様のアプリとしてmusical.lyも注目を集めています。ねおちゃんが今musical.lyの日本代表にもなっていますよね。

ねお:2年位前からリップシンクをやっているのですが、やっと来たんですよ、リップシンクの時代が。

MZ:リップシンクの時代とはどういうことでしょうか。

ねお:Tik Tokやmusical.lyの中で、多くの方がリップシンク動画をアップしているんです。もちろん流行ることで、私もより工夫した動画を作る必要がありますが、盛り上がっているのは個人的に嬉しいです。

渡辺:これらの動画コミュニティは、もともとリップシンクを主に投稿するアプリだったのですが、最近ではリップシンクだけではなく、ネタ動画が増えてきており、6秒動画で知られるVineに近いところがあるのかなと思っています。

 さらにTik Tokとmusical.lyが今後統合されるとのことなので、ショートムービーを投稿するアプリとして展開されていくと予想しています。

 また、2017年はYouTubeがすごく盛り上がった年だったと思います。流行語大賞に「YouTuber」がノミネートされていましたしね。

 これまで、テレビとYouTube、芸能人とYouTuberって大きな壁があったと思いますが、その壁がどんどんなくなってYouTuberなどの動画投稿者が様々なところで活躍するのが見られた1年間だったかなと思います。ねおちゃんも女性ファッション誌のモデルを務めるなど、活動の幅を広げています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/02/14 09:00 https://markezine.jp/article/detail/27851

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