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情報洪水社会に溺れず、消費者の本質に気づくための2冊【おすすめ書籍】

 本記事では編集部員が最近読んだ書籍の中からおすすめの書籍を紹介します。今回は情報リテラシーを高める1冊と消費者の隠れたニーズを導き出すために読みたい1冊をご紹介します。

情報洪水社会に必要な調べるチカラ、どう身に着ける?

 まず紹介するのは、『調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術』です。同書は、「情報過多時代」と言われる現代で欲しい情報を効率的に集めるためのマインド、スキルについて解説された1冊となっています。

『調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術』
『調べるチカラ 「情報洪水」を泳ぎ切る技術』
著者:野崎篤志 1,500円+税 日本経済新聞出版社

 正直、当媒体の読者をはじめ、マーケティングに携わる方のほとんどは情報感度も高く、フェイクニュースなどの間違った情報にも引っかからないような情報リテラシーの高い方がほとんどだと思います。

 しかしながら、自分がどのように情報収集をしているのか振り返ってみると、感覚で行っていることも多く、同書のような書籍を読むと、情報というものがどういったものかを知った上で収集していくことが重要だと気づかされました。

 下記は、同書が定義する情報の構成要素です。

‐事実:意図・意志、意見・解釈を含まないもの

‐意図・意志:情報発信者が発信した事実に加えるもの

‐意見・解釈:情報を受信した第三者が発するもの

 同書では情報をこれらの構成要素に分解すること、特に「事実と事実以外」に分けることが調べるチカラを高める上では重要だということを明らかにしています。

 この他にも、1次情報を当たることの重要性から一時期話題となったフェイクニュースの見分け方まで、情報収集を進める上の前提知識として押さえておきたいポイントを網羅。

 もちろん、すぐマネできる情報収集のテクニックも多く載っているので、「欲しい情報を見つけるのに苦労することが多い」という方におすすめの1冊です。

流行に乗ったプランニングに欠かせない1冊

 続いて紹介するのは、『それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考』です。

『それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考』
『それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考』
著者:原田曜平 1,000円+税 ディスカヴァー・トゥエンティワン

 同書の著者は、「マイルドヤンキー」「さとり世代」などの言葉を生み、現在は博報堂の若者研究所にてリーダーを務める原田曜平氏。同氏が2017年の流行語大賞にも選ばれたインスタ映えと忖度をはじめ、最近流行した言葉から商品、サービスに共通している法則を明らかにしていきます。

 同書のおすすめポイントは、「インサイトを見出す具体的な手法が解説されている」点です。

 例えば広告会社で良く用いられる「クリエイティブ・ブリーフ」をインサイトを導き出す設計書として活用する方法、インサイトのヒントをつかむ調査の仕方、違和感力や作家力など「インサイトを見つけるために必要な4つの力」といった、身に着けるべきノウハウ、スキルに関する紹介がされています。

 「消費者のインサイトを把握する」といったな言葉は良く取材でも耳にしますし、重要なことは十分に理解していたつもりでしたが、本書を読んで、インサイトをつかむということの全体像がはっきりしました。

 ぜひ1冊目の書籍とあわせて読んで、情報収集と消費者の本質に気づく力を養ってみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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