米Adobeは、検索連携型広告の管理ソリューション「Adobe Advertising Cloud Search」を発表した。同社は、Adobe Experience Cloudの一部である同ソリューションは、広告主の手間を削減し、ROIを向上させることを目的として提供される。
同ソリューションは、検索マーケティングにおいてオーディエンスターゲティングプロセスを簡素化。この簡素化に大きく寄与しているのが、同社のAIとマシンラーニングのフレームワークであるAdobe Senseiだ。
Adobe Analyticsによるきめ細かいエンゲージメント基準のほか、Adobe Audience ManagerやAdobe Campaignのオーディエンスを備えたAdobe Advertising Cloud Searchは、Adobe Senseiを活用して、入札の最適化、シミュレーション、意思決定予測の際に情報を提供する。
さらに同社は、今回のソリューションを提供するにあたり、使いやすさを徹底し、ワークフローをより効率的かつ効果的なものにする新たなユーザーインターフェイス(UI)を採用。UIとMicrosoft Excelの間で直接コピー&ペーストができ、変更が即座に反映される機能など、数々の新しいバルク編集機能が搭載された。
また、広告主は複雑なキャンペーンの素早い検索、ナビゲーション、整理ができるため、迅速な管理が可能になる。さらに、カスタマイズされたレポーティングフィルターとカラムによって複雑なデータが簡素化され、意思決定のスピードを迅速化する。
キャンペーン最適化においては、モデルパフォーマンスと実際のパフォーマンスとの相違をAdobe Senseiが精査し、1日に複数回キーワード入札を自動的に調整して効果を最大化する。広告主は、予測モデルとその精度に関する全面的な可視性が得られ、クリック、コスト、収益のモデルを構築するためにいつでもレポートを入手できる。
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