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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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クロスメディア広告の実態

 Webサイトのアクセスを増やす方法論の多くは、SEOやソーシャルメディア、リスティング広告など、Web上で完結しています。しかし、私たちの生活範囲を見渡してみると、ポスターやチラシ、テレビCMなどのWeb以外のメディア(以下「従来型メディア」)にもWebサイトの案内がたくさん掲載されていることに気づきます。LINEやTwitterのアプリ、iOS11の標準カメラ・アプリでも読み取れるようになったQRコード、他にも、WebサイトのURL、検索キーワードなどが、従来型メディアにますます掲載されるようになった印象もあります。これは普段Webに接触することが少ない層、接触していても特定のWebサイトしか見ていない層を呼び込むためのアクションであることは容易に想像がつきますが、果たしてこれらのような経路で、Webサイトに新規でアクセスする人々はどれくらいいるのでしょうか。

※本記事は、2018年3月25日刊行の定期誌『MarkeZine』27号に掲載したものです。

存在感が高まるSNS

 まず、よく目にするメディアが何か、そして目にしたメディアがきっかけとなって、Webサイト※1に新規でアクセスをすることがあるか確認しました。

 よく目にしているメディアは、「テレビ番組」が84%、「テレビCM」が69%と他よりも圧倒的に高い結果となりました。続いて3位には「雑誌・新聞記事」、「SNSの投稿」の2つが同率で並びました。これら以外の結果を見ても、消費者にはDMやチラシ、店内POPのような従来型メディアよりも、Web系メディアのほうが見られている可能性の高さが示唆される結果となっています。

 しかし、単純な接触だけではなく、接触から新規Webサイトへの誘導(クロスメディア)に成功しているメディアとしてデータを確認すると、見え方が大きく変わります。「SNSの投稿」がきっかけとなりWebサイトへ新規で訪問することがあるのは7割以上※2、同様に「SNS上の広告」「リスティング広告」も65%以上※2と、高い歩留まりとなっています。

 なお、Web系メディアの中だけで比較すると、「動画配信サービス上の広告」の歩留まりは54%と相対的に低いことが明らかになりました。また、従来型メディアに限定してみると、「雑誌・新聞記事」と「テレビ番組」の歩留まりは55%と相対的に高く、リーチの多さや幅広さから、多くの消費者をWebに送り込むことに成功していると考えられます。

 なお、テレビ、新聞、SNS、動画配信サービスのいずれも、純広告よりも番組や記事などコンテンツそのもの(もしくは連動しているもの)のほうが、接触率、Webへの新規送客力ともに高いことがわかります(図表1)。

図表1 普段目にするメディア(複数回答/横棒全体の長さ)と、そのメディアがきっかけとなりWebサイトへ新規でアクセスする状況(単一回答/横棒の内訳)ベース:全体(n=1,000)
図表1 普段目にするメディア(複数回答/横棒全体の長さ)と、そのメディアがきっかけとなりWebサイトへ新規でアクセスする状況(単一回答/横棒の内訳)ベース:全体(n=1,000)
▼調査レポート
『Webサイトへのアクセス方法は?クロスメディアやWebサイトへの送客に関する調査』(HoNote)
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Webサイトへの新規訪問は「検索エンジン」

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この記事の著者

マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/03/04 18:00 https://markezine.jp/article/detail/28077

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