Dropboxと米セールスフォース・ドットコムは、グローバルな戦略的パートナーシップを締結したことを発表。今回のパートナーシップにより、Commerce CloudおよびMarketing Cloud、そしてQuipがDropboxと連携を開始した。
Commerce CloudおよびMarketing Cloudとの連携では、DropboxフォルダをCommerce CloudおよびMarketing Cloud内に作成することが可能になる。フォルダには社内のチームだけでなく、取引先など社外のパートナーがアクセスすることもできる。
双方向のワークフローにより、ユーザーがDropboxとSalesforceのどちらのプラットフォームで作業している場合でも、コンテンツの関連性が保たれ、最新の状態が維持される。
一方Quipとの連携では、写真や動画、スライドといったDropboxのコンテンツにQuipから直接アクセスすることが可能になる。今後Dropboxは、Quipドキュメントもサポートする予定で、これにより両方を使うユーザーはDropboxに保存しているQuipファイル上で業務を進めることができるようになり、統合されたワークスペースの構築に向けたDropboxの取り組みをさらに促進する。
上記2つの連携に加え、セールスフォース・ドットコムではDropbox Enterpriseを導入。またDropboxでは、Salesforce Service Cloud、Marketing Cloud、PRMソリューションといった製品の導入を、大幅に拡大していく。
また、今回発表された連携機能は、2018年の下半期から提供を開始する予定だ。
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