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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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イベントレポート

スーパーマーケット「カルフール」とマッチングアプリ提供「パクトール」の先進的事例に見るAI活用

購入額は20~25%上昇という成果

 カルフールがAppierと組んで1年半。その成果は、数字にも確実にあらわれている。2017年3月から8月における平均で、オンラインストアのPVは月次で平均50~60%増加。購入額と収益額もそれぞれ20~25%上昇した。

パクトール台湾ではAIで課金ユーザーを発見

 続いて、パクトール台湾の事例を見ていこう。パクトール台湾では、「Goodnight」「Paktor」および「Paktor Premium」といったマッチングアプリを提供している。「Goodnight」はランダムなボイスチャットを楽しむもの。「Paktor」はオンラインマッチング、「Paktor Premium」はオフラインのマッチメイキングサービスだ。このうち、「Paktor」のマーケティングにAppierのCrossX AIソリューションを導入した。

 「Paktor」は基本的に無料で利用できるが、よりマッチングの確率を高める月額課金制の有料プランも用意している。CrossX AIソリューションはインストール獲得のみならず、どのユーザーが課金の可能性が高いのかまで見出してくれる。以前はアプリのインストール獲得のために主にFacebookやGoogleの広告ソリューションを使っていたが、CrossX AIソリューション導入後、その出稿量がかなり減ったという。

 CrossX AIソリューションの導入に際し、チェン氏は2つの目標を定めた。まず、新規ユーザーのサービス利用に関するアプリ内チュートリアルの完了率を高めることをフェーズ1。さらにフェーズ2としてユーザー課金を高めるというものだ。

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チュートリアル完了率をKPI+62%達成

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この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/05/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28307

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