サイバーエージェントが運営する、動画広告に特化した調査機関であるオンラインビデオ総研は、全国の10代から60代の2万人を対象に実施したテレビ接触頻度調査(ローテレ調査)の結果を発表した。
テレビの低接触層が約4割に
同調査では、地上波テレビの「リアルタイム視聴」における平均的な視聴時間によって、以下6グループに分類。
1.「ノンテレ」 :テレビを持っていない、または1ヵ月以内に視聴なし
2.「超ローテレ」:平日30分未満、かつ休日1時間以下
3.「ローテレ」 :平日1時間以下、かつ休日2時間以下
4.「ミドルテレ」:平日2時間以上、または休日3時間以上
5.「ハイテレ」 :平日3時間以上、かつ休日3時間以上
6.「超ハイテレ」:平日5時間以上、かつ休日5時間以上
そして、今回の対象に対し調査を行った結果、ローテレ系(ノンテレ、超ローテレ、ローテレの合算)が38.6%いることがわかった。
10代後半の役半数がローテレ系に
続いて、各年代別にテレビの接触頻度を調べたところ、10代後半では48%と約半数がテレビの接触頻度が低いことが明らかになった。さらに、10代後半から20代の6人に1人がテレビ視聴をしない、もしくはテレビを所有していない層であることがわかった。
一方、60代に関しては、ハイテレ系(ハイテレ、超ハイテレ)の割合が高く、テレビの接触頻度が高いことが判明した。
また、前回調査と比較すると、すべての層でローテレ系の割合が微増していた。
【調査概要】
・調査対象:全国 15歳~69歳 20,000サンプル (調査会社パネルを利用)
・調査時期:2018年2月・調査主体:株式会社サイバーエージェント
・調査手法:インターネット調査
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