京王電鉄は、AIを活用した新たな事業領域を開拓するため、電気通信大学の大学院教授である坂本真樹氏との共同出資による新会社「感性AI株式会社」を設立した。
京王電鉄は、将来的に沿線人口の減少や労働者不足など、同社を取り巻く事業環境が大きく変化することが予想されるなか、AIの活用による、新規事業や新たなサービスの創出について検討を進めてきた。一方沿線にある電気通信大学は、大学発ベンチャーの育成に積極的だ。同大学院の坂本教授は、AI研究の第一人者として特に言葉と五感との関係性に着目。主観的であいまいな「言葉」や「オノマトペ(擬音語・擬態語)」について、AIを活用しながら、数値化し客観的に評価する研究を行ってきた。
そこで京王電鉄と坂本氏は、共同でAIに関する応用範囲の広いノウハウ・特許・分析データなどを活用する新会社を設立。企業や団体の新商品開発・マーケティング等の課題解決に向けたサービスを提供していくとともに、沿線の大学とオープンイノベーションに取り組むことで、沿線価値向上につなげていく。
【新会社概要】
商号:感性AI株式会社
本店所在地:東京都調布市調布ヶ丘1丁目5番地1(電気通信大学内)
主要業務:
(1)ソフトウェアおよびシステムの企画・開発・保守・販売・ライセンス販売、コンサルティング業務
(2)商品およびサービスの企画・開発・マーケティング・販売のコンサルティング業務
(3)ソフトウェアおよびシステム開発の受託
資本金:4,500万円
出資者:京王電鉄株式会社、坂本真樹
代表者:虻川勝彦
設立登記:2018年5月25日
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