ノアドットは、同社が運営するサービス「nor.」の利用を個人に開放した。これにより、メディア事業を営む法人だけでなく個人も記事を合法的にキュレートでき、発生した広告収益の一部を受け取ることが可能になる。
「nor.」は、記事を作る「コンテンツホルダー」と、記事を選んで届ける「キュレーター」をつなぐことで、メディアのシェアリング・エコノミーを実現する、コンテンツ共有プラットフォームだ。一般社団法人共同通信社とその加盟紙40媒体を含む計180媒体以上がコンテンツホルダーとして「nor.」のデータストレージに記事を保管し、それらの配信を互いに行っている。
たとえば、新聞社によるエンタメ媒体記事のキュレーション、スポーツアプリによる新聞記事のキュレーションなどが活発に行われている。
今回の個人へのサービス開放により、自身や社会の関心にあわせた独自のコンテクストで「nor.」内から記事を選び取り、SNSアカウントやブログ、Webサイト、アプリから記事を配信することが可能に。コンテンツホルダーによる記事の利用許諾を既に与えられた状態で安心して利用することができる。また、記事を新たな切り口で流通させた貢献に対して、コンテンツホルダーからの収益分配もある。
同社は今後、個人コンテンツホルダーへの開放も行い、ブロックチェーン技術を用いた価値の蓄積および信用に基づく広告以外での収益分配も行っていく予定だ。
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