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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログとアフィリエイトから見直す、「個人Web」のパワー(前編)


目的意識が高いユーザーの増加とアフィリエイトの関係

四家
あ、そこから個人にいくんですよね。…思い出した。Tripodがあった。
和田
よく、覚えてますね!そうです。自分がアフィリエイト情報サイトを立ち上げたのは、Tripodの日本でのサービス開始と同時です。
四家
いや、Tripod使ってましたもん。もちろんジオシティーズが先行してましたが。
和田
それで、超実践主義者だった上司のUさんに「全員何かテーマを決めてTripidでサイトを作るように」と言われ、個人サイトとしてアフィリエイトINDEXを立ち上げたんです。自分がインターネット業界に飛び込んできて、漠然と興味持ったいろいろなことが、つながってきた瞬間ですね。そのころアフィリエイトは、まだ日本ではValueCommerceがサービスを開始する直前でした。アフィリエイトをテーマにした情報サイトはまだなくて、立ち上げた翌月くらいには雑誌取材がきました。
四家
えー早い!
和田
「ビジネスチャンス」です。
四家
ああ、独立とかフランチャイズとか、その辺がテーマの雑誌ですよね。いわゆる脱サラだ。だんだん思い出してきたんですが、ネットが普及してきて、これは個人でも稼げる 独立できる時代になったと捉えていた人けっこういましたよね。
和田
そうですね。そんな時代でした。
四家
で、ライコスに勤務しながら、個人でもアフィリエイトを始めていた?
和田
ちょろちょろやってました。当時は「アフィリエイトINDEX」しか持っていなかったので、そこでValueCommerceやA8.netのアフィリエイト獲得バナーを貼ってました。あとアフィリエイト関連書籍。まだAmazonが日本上陸前だったので、米国のAmazon.com。
四家
アフィリエイトのアフィリエイトですね。
和田
ネット利用者というか、ここはEC市場と一緒かもしれないのですが、ふらふらと個人サイトをうろついている人が、そこからショップにいってものは買わない。まっすぐショップに行く。個人サイトとECなどの企業サイトの距離が遠かったんですね。街が違うというか…下町と六本木みたいな。
四家
ブロードバンドじゃなかったから。電話代払いながらネット使っていたので、みんな目的意識が高かったんだ。
和田
そうだと思います、余分な電話料金は使えないので、最短距離でまっすぐと。それを考えるといまはシームレスだと思います。しがない個人のサイトが、実はDELLやソニスタへとユーザを送り込む強力な入り口サイトになっていても、全く変じゃない。
四家
あと、僕、当時よく言っていたんですけど「一般的な主婦の感覚から考えてダイヤルアップなんてのは許せないもんだ」つないでいる間にちゃりんちゃりん電話代取られて。
和田
ああ、そうですね。
四家
これが常時接続になってどんどん女性 それも主婦が参加してきた。これもECやアフィリエイトに関しては大きかったかなと。
和田
ですね。

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/07/12 21:16 https://markezine.jp/article/detail/28

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