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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログとアフィリエイトから見直す、「個人Web」のパワー(前編)


お金を使わないと許されなかった時代

和田
ところで、これは本題に入っているのでしょうか?? テーマってなんでしたっけ?
四家
入ってますよ。徐々にWebマーケの話になりますから。
和田
あ。そうなんですね。よかった。
四家
で、さっきの話なんですが、初めてお目にかかった頃ってライコスの広告担当でしたよね。僕がインプレスのWatchの広告担当で。水天宮前のホテルのバンケットルームで。
和田
四家
そそそ、いまやほぼ全員が忘却した24/7メディア・ジャパン(笑)
和田
懐かしいです。
四家
あんなに派手派手なパーティだったのに。シャンパングラスのタワーがどーんとあったりして。本筋に戻して(笑)アフィリエイトにご興味をもたれたのはその頃ですか?
和田
99年なので、ライコスにいたころですね。
四家
当時はポータルサイト間の競争が激しくて、とにかくバナーを売ろうって感じでしたよね。
和田
はい。あとバナーだけだとつまらないので、タイアップ特集やキーワード広告などなど取り混ぜて売っていました。
四家
テレビCM打って利用者増やして。
和田
そんな時期ですよね。ポータルもネットベンチャーも、まずはお金を使わないと許されない的な。
四家
あーそれですよね。お金を使わないと許されない。そんな時代でした。で、お仕事としては、いわゆるインターネット広告を担当される中で、アフィリエイトに出会ったのは仕事? プライベート?
和田
仕事です。営業企画部というところにいたのですが、マネージャーのUさんから聞きました。
四家
ああ、懐かしい名前だ。Uさん。
和田
それ以前に、ライコスの入社説明会(98年春)で「トランザクションに連動した収益モデル」というのがビジネスモデルとして語られていました。広告モデルとトランザクションモデルの二段ロケット型という話だったと思います。当時商社が手がけていたライコスという媒体が、広告モデルだけじゃないビジネスモデルを持っていたことが、自分の興味をアフィリエイトに向ける要因になったのかも。
四家
で、アフィリエイトのどの辺にご興味を持たれたんですか?
和田
仕事を離れたところでは、個人サイト隆盛の起爆剤になるなと。個人の情報発信というものが、当時はまだ限定的でした。パソコンやネットに詳しいごく一部の人達。そこが一気に変わることになるだろうと。

次のページ
目的意識が高いユーザーの増加とアフィリエイトの関係

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2006/07/12 21:16 https://markezine.jp/article/detail/28

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