大日本印刷とDNPコミュニケーションデザイン(以下、DNP)は、オンラインの閲覧行動や購買履歴などから、生活者一人ひとりに最適なコンテンツを印刷して届ける「パーソナライズド・コミュニケーションサービス」の提供を開始した。
これまでDMやカタログなどの印刷物をパーソナライズ化するには、コンテンツや顧客情報を個別にレイアウトする必要があった。そこで今回DNPは、印刷物のレイアウトに必要なデザインテンプレートと商品データなどを事前に登録し、ECサイトやMAなどと連携して、個々の顧客に最適化した印刷データを自動生成するプラットフォームを開発。
これにより、施策の企画から実行までの大幅な時間短縮が実現。また、印刷データの生成から発送までを一貫して行うため、顧客の行動を起点としたタイムリーな情報提供が可能になる。
さらに、顧客ごとにユニークなQRコードを記載し、WebコンテンツやECサイトなどに誘導。その人が実際に購買したかなどを計測して、次の施策の検討に結びつけることもできる。
DNPは、印刷技術とコミュニケーション施策のデザイン力を活かし、企業と生活者のパーソナルなコミュニケーションを活性化することで、LTV最大化とエンゲージメント強化を支援していく。
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