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MarkeZine Day 2018 Autumn(AD)

「リアルにこそ貴重なデータが眠っている!」オフライン×オンラインが発揮するマーケティング効果

サントリー酒類では、広告接触者のうち8.3%の来店を確認!

 では、オンライン×オフラインの行動データを活用することで、どのような効果が生まれるのか。本セッションでは、フリークアウトが運営する位置情報ターゲティング広告プラットフォーム「ASE」と「Shufoo!」を組み合わせたソリューション事例が共有された。

株式会社フリークアウト Retail Tech Division Product♡Manager 廣瀬隆昌氏
株式会社フリークアウト Retail Tech Division Product♡Manager 廣瀬隆昌氏

 「ASE」は、延べ4,000万超のエリア設定による位置情報ターゲティング機能と、LINEを含む2,700億インプレッションの広告在庫を有する広告配信プラットフォームだ。凸版印刷とフリークアウトは、今年7月「Shufoo!」と「ASE」の連携を実施。これにより「購買意欲が高く、特定のエリアにいるターゲットに来店を促す広告を配信し、その結果どのくらい送客につながったか」を可視化するソリューションを開発した。

 このソリューションの実証実験に参加したサントリー酒類は、「Shufoo! DMP」でのセグメンテーションと「ASE」での位置情報ターゲティングを組み合わせ、タイアップ先の流通チェーン店舗への送客を目的に広告を配信その結果、広告接触者の8.3%が該当の店舗に来店したという成果を確認できたという

 この結果について廣瀬氏は、「Shufoo!で購買意欲の高いターゲットを抽出していたから、より高い成果を出すことができたのだと考えています」と見解を示す。

精緻なセグメンテーションか、リーチのボリュームか。

 このように、広告やコミュニケーションの効果向上には、複数のカテゴリーのデータを組み合わせた精緻なターゲティングが重要である。

 しかし一方で、「オンラインとオフラインの行動データの掛け合わせは歓迎するが、データが膨大になりすぎて、活用しきれるか不安という声も聞かれます」と森谷氏。

 確かに、セグメントを細分化しすぎることに対し「限界があるのでは」という指摘もある。さらに森谷氏は、「セグメントを詳細にすればするほど効果が大きくなるかというと、あながちそうとも言い切れません」と語る。オンラインもオフラインも含めて精緻なターゲティングを行うと、リーチ範囲が狭くなり、収益へのインパクトが低下する場合もあるからだ。

 「パーソナル特性でセグメント化を進める際、その効率化には限界があり、かつリーチボリュームは小さくなってしまいます。よって、別の切り口でセグメント化を図ることが必要です」(森谷氏)

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「楽天GORA」は気象データを掛け合わせた施策を展開!

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/23 11:00 https://markezine.jp/article/detail/29416

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