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セプテーニスタッフが熱く語る「Webマーケティングコラム」

オーバーチュア新スポンサードサーチで効果をあげるちょっとしたテクニック

地域配信が可能になった

 これも新スポンサードサーチへの移行後にできた新しい機能です。

 一部地域のみの限定でビジネスを展開されているお客様には非常に有効な機能となります。今までは、どうしてもサービスエリア外からのクリックが発生していました。しかし、この機能を利用することでそれらの問題はある程度除くことが可能です。さらに、QIが良くなる可能性も大いにあります。まだオーバーチュアの提携ネットワークに完全に適応しているとは言えないので注意する必要がありますが、ぜひ試していただきたいサービスです。

アカウント構造の進化

 新スポンサードサーチへの移行に伴い、オーバーチュアは旧来の「アカウント>カテゴリ>キーワード」というアカウント構造から、「アカウント>キャンペーン>グループ>キーワード」という構造に進化しました。グーグルと同じ構造になったと表現した方がご理解も頂きやすいかもしれません。これにより、今までの運用ではなかなかできなかったことも可能になりました。

 例えば、オーバーチュアとグーグルのアカウント構造を同一にします。そうすることで、媒体の違いによる数値の差がわかるようになります。オーバーチュアでは成果の獲得ができているが、グーグルではインプレッションも成果も少ない、など、今まででは簡単に比較ができなかったデータを見ることができるようになりました。今までと違う角度からデータを見ることで、また新たなアイディアが生まれ、リスティング広告全体での広告効果の向上が可能になっています。

アカウントの事後成形

 最後のポイントとしては、アカウントの事後成形を丁寧に行うということです。作業はかなり複雑ですが、せっかく新しい構造になったこともあり、覚悟を決めて実施することをお勧めします。今回、ご紹介した施策の中では一番広告効果アップが期待できる施策です。

 キーワードを抜け漏れなく抽出し、事前に決めた掛け合わせのワードでキーワードを作成していきます。さらに、グループを細分化し、各グループ内のキーワード数も、できる限り少なくします。タイトル説明文も各グループにあわせキーワードインサーション機能などを利用しキーワードとのマッチングを高めます。こうすることで、より広告効果を上げることが可能になるのです。

 実際に、アカウントの再構築を実施した結果、成果数120%UP、獲得単価65%という実績を残すことができたケースもあります。一度アカウントの整理をすることで、今まで気づかなかった施策や、やるべきことが見えてきます。是非お試しください。

 このように、新スポンサードサーチに移行をしても、移行前と基本的に行うことは変わりませんが、可能性が広がったと思っています。実際に行うべきことは非常にシンプル、且つ誰にでもできるため、このコラムを参考にしていただき、実践していただければと思います。

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MarkeZine(マーケジン)
2008/03/25 15:00 https://markezine.jp/article/detail/2945

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