伊藤忠テクノソリューションズは、顧客情報管理などを行うPitney Bowesのソフトウェア「Spectrum Technology Platform」を活用した顧客データ統合ソリューションの提供を開始した。
同ソフトウェアは、基幹系システムや情報系システムといった、企業内で個別に管理されている顧客データを統合し、クレンジングやマッチング処理で高品質なデータを生成するもの。同ソフトウェアでは、位置情報による近さや場所に基づいた検索やデータの抽出、外部から取り込んだ統計情報や災害情報との連携なども同一プラットフォーム上で実現でき、データ分析の準備にかかる期間を短縮できる。
また、位置情報や地図情報と連携した地理的な傾向を可視化するロケーション・インテリジェンスの機能によって、たとえば、店舗やサービス拠点周辺の有料顧客の特定や、複数の店舗で行うエリアマーケティング、気象情報と災害情報を組み合わせた情報提供サービスなどが可能になる。
なお同社は、同ソフトウェアの提供に合わせて、コンサルティング、設計、インフラ構築も含めた導入支援、設定や保守といった運用支援、既存システムや外部データベースとの連携などのサービスを提供する。
【関連記事】
・CTC、トイレの空き状況を確認できる「IoTトイレ」を開発
・CTCとアサヒビール、クラウド型予測分析ソフト活用した飲食店向けビッグデータ分析の協業を開始
・CTC、インフォマティカ製品を活用してデータ統合ソリューションを提供
・CTC、Tableau Software製品を利用したBIソリューション提供
・CTCがデジタルフォレストと販売代理店契約、Webログ解析ソリューションビジネスへ本格参入