電通デジタルは、デジタル広告の配信結果をもとに広告効果の高いターゲットを発掘する「True Target Discovery(トゥルー・ターゲット・ディスカバリー)」を開発、提供開始した。
本サービスは、電通デジタルが開発した「True Lift Model(トゥルー・リフト・モデル)」の考え方を、潜在顧客の発掘に応用したもの。「True Lift Model」は、デジタル広告における広告効果をより正確に評価する新指標で、広告接触ユーザーの全CVRの中から、広告接触がなくても自然とコンバージョンに至ったであろうユーザーのCVRを適切に差し引き、これを「True効果」として検出・評価するもの。
「True Target Discovery」では、電通グループ独自のPeople Driven DMPを最大限に活用し、「True効果」を導き出していく。具体的には、広告配信結果とウェブサイト来訪者を分析し、実際に広告を見て来訪したユーザー群と、広告を見なくても来訪したであろうユーザー群に統計的に切り分ける。その後、広告を見ることなく自然と自社サイトに来訪したであろうユーザー群を適切に差し引いた上で、ウェブサイト来訪率や申込率などをユーザーの行動転換率として算出する。
People Driven DMPの持つ属性データに、後から紐づけすることも可能だ。そのため、配信時には利用していないターゲティング属性も含めて、後付けで各属性の広告効果を可視化し、広告接触により態度変容しやすいターゲットを発掘することができる。
広告接触によって態度変容しやすい属性に着目した分析ができ、想定外のミドルファネルのターゲット像の発見や、広告に親和性の高いユーザーに絞った広告配信が可能になる。これにより、ミドルファネルにおいてより本質的なインサイトに基づいたコミュニケーション設計を実現する。
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