野村ホールディングスとアライドアーキテクツ、佐藤尚之氏は、「ファンベース」を基盤としたマーケティング支援事業を担う合弁会社設立の検討に関して、基本合意書を締結した。
近年、企業のマーケティング活動は変革を迎えている。人口減少や高齢化により購買力が低下し、ライフスタイルおよびメディア接触のあり方が多様化する中で、企業と生活者の関係作りは複雑になっている。
こうした中、佐藤尚之氏が2018年2月に出版した著作「ファンベースー支持され、愛され、長く売れ続けるために」で提唱した「ファンベース」の概念は、今後の企業活動において重要になる。「ファンベース」は、自社の商品やサービスを支持してくれるファンを大切にし、ファンをベースにして売り上げや価値を中長期的に向上していく考え方である。
三者の共同出資により設立する合弁会社では、野村グループが有する事業法人などとの顧客接点やアライドアーキテクツのもつマーケティング支援ソフトウェアの開発力、佐藤氏のマーケティング支援ノウハウを活かし、事業法人などの経営戦略に資する「ファンベース」を基盤としたマーケティング支援サービスを展開する。
佐藤尚之氏は1985年、電通に入社。コピーライター、CMプランナー、Webディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し、ツナグを設立。コミュニケーション・ディレクターとして、広告コミュニケーションを中心に、企業のマーケティング施策に携わってきた。
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