楽天は、成果報酬型広告サービス「Rakuten Pasha(ラクテンパシャ)」の提供を開始した。
同サービスは、メーカーなどの企業が、実店舗における自社商品のプロモーションをスマートフォンサイト上で展開できるもの。企業は、実店舗での商品購入を検討しているユーザーに、商品と対象期間を記載した日替わりクーポン「トクダネ」を提供。クーポンを取得したユーザーは、該当商品を購入した後、商品情報が印字されたレシート画像を送付することで、どの店舗で購入しても「楽天スーパーポイント」を獲得できる仕組みだ。
企業は、商品情報やプロモーションの予算額、商品1点あたりのポイント付与上限額、クーポンの発行期間を設定することで、あらゆる店舗で販売される自社商品のプロモーションが可能。また、購入ごとにポイントを付与する成果報酬型を採用しているため、売り上げに連動した費用負担でO2Oのポイントマーケティングを導入できる。
実店舗におけるマーケティングでは、物理的な制約や実施までのリードタイムが問題となり、セグメントを絞った施策の導入や購買ユーザーの属性理解に課題が生じていた。同サービスを活用すると、クーポン形式の広告配信から効果検証までを実行できるため、商品の販売促進に必要なマーケティング施策を、短期間で実行できる。加えて、購買を行ったユーザーの楽天IDに基づき、属性などのデータを分析することで、次回以降のマーケティング施策の見直しも可能だ。
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