ホットリンクグループのトレンドExpressは、中国の消費者の購買行動に影響力をもつ動画コンテンツを制作し、SNSを通じて商品認知の拡大を図るサービス「トレンドMOVIE」の提供を開始した。
近年、日本と中国における越境ECが活況を呈する中、SNSで高い影響力をもつKOL(※)を起用したプロモーションを実施するケースがよく見られる。しかし、プロモーションが一過性の施策に留まり、商品ブランド価値の持続的な成長に寄与しない事例も多い。こうした問題意識から、同社は、同サービスの開発に至った。
(※)Key Opinion Leaderの略。インフルエンサーと同義語。
同サービスの特徴は次の3つ。1つ目は、口コミ分析による施策設計と課題抽出。中国市場に売り込みたい商品について、中国のSNS上の投稿データ(口コミ)を多角的に分析し、その商品に対する消費者インサイトを発掘する。それらを活かしたプロモーション施策を行いながら、新たに投稿された口コミも分析することで、PDCAサイクルを回すことができる。
2つ目は、口コミ分析から導いた消費者インサイトなどを基に、KOLが出演する動画コンテンツを制作し、KOLのアカウントから発信できる点。商品特長が伝わりやすく、消費者ニーズに刺さりやすい客観的な情報として訴求が実現する。
3つ目は、KOL動画コンテンツやキャンペーン情報を、SNS(Weibo)で拡散できる点。口コミ分析を基に策定したキーワードをハッシュタグに使用したキャンペーン企画と、制作したKOL動画コンテンツを、Weibo上で拡散。キーワードを含んだ投稿を、Weibo上の話題ページに集約することで、キャンペーン後も商品PRの発信拠点として活用できる。
なお、同社では、同サービスでの動画コンテンツ再生数を約300万回、Weibo話題ページの閲覧数を約500万PVと見込んでいる。
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