効果の高いキーワードを作るコツ
前回紹介したTipsを参考にしながらキーワードを洗い出したら、それらを広告グループに含めるかどうか、また、それらをベースにさらに良い(良さそうな)キーワードを作れないかどうかを検討しよう。
- さらに効果的なキーワードへの言い換えを探る
- 検索ユーザーの気持ちで考える
- 願望や行動をキーワードに加える
- 旬な話題にからめた、季節に応じたキーワードと組み合わせる
【01】さらに効果的なキーワードへの言い換えを探る
洗い出したキーワードをベースに、さらに効果的なキーワードがないかどうかを検討したい。例えば次のような問答を繰り返してブラッシュアップしよう。
もっとホットな キーワードはないか? |
たとえば「旅行」で検索する人と、「インド ホテル」で検索する人を比べれば、後者の方が具体的に探しているものが明確な、すぐに反応してくれそうな、ホットな見込み客であるはずだ。 |
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もっとメジャーな キーワードはないか? |
たとえば日本では、「クリケット」よりも「サッカー」の方がファンもプレーヤーも多い。そうなれば、必然的にニーズも多いということになる(競合も多いので、バランスを見定めることが必要)。 |
ライバルが少ない、 絞り込みの効いたキーワードはないか? |
ニッチなユーザーが対象でも商売が成り立ちやすいのがインターネットの面白さのひとつ。また、ライバルが多い大きな市場でも、キーワードの選定ひとつで小さな世界に囲い込むことが可能だ。ライバルがまだ出稿していないキーワードを探してみよう。 |
【02】検索ユーザーの気持ちで考える
基本中の基本と言えるが、やはり「検索するユーザーの気持ちになること」が大切だ。たとえば次の3つで、ユーザーの気持ちにはどのような違いがあるだろうか?
・パスタ アンチョビ
・パスタ 直輸入
・パスタ 新宿
レシピを探しているのか? 販売店や通販サイトを探しているのか? レストランを探しているのか? ……検索キーワードの奥にいるユーザーをリアルに想像することで、自社の商品・サービスに強い関心を示してくれそうな人の検索キーワードとそうでないものとをしっかり区別することができるだろう。
【03】願望や行動をキーワードに加える
検索キーワードに見られる最近の傾向のひとつが、曖昧な気分や明確なニーズまで、さまざまな願望が現れていることだという。たとえば、「旅行」よりも「旅行したい」「旅行に行く」、「結婚紹介」よりも「結婚したい」「結婚する」というように。
こうした「願望系」といわれるキーワードは、コンバージョン率も高い傾向にあるので、活用しない手はないだろう。
【04】旬な話題にからめた、季節に応じたキーワードと組み合わせる
季節やイベント、ニュースなどから旬の言葉を拾い、自身の商品やサービスと関連づけたキーワードを作ってみよう。タイムリーなものほど効果が高まる傾向にあるようだ。
ペアグラス | 使い捨てコンタクト | ジョギングシューズ |
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11月:ボジョレヌーボー 12月:クリスマス 2月:バレンタインデー |
冬:ドライアイ 春:花粉症 夏:紫外線 |
冬:東京マラソン 夏:ダイエット ジョギング |
キーワードの効果を高める広告文とアカウント管理のコツ
次は、キーワードを活かすための広告文作成とアカウント整理のコツを紹介する。
- 広告内のキーワードを目立たせる
- キーワードの自動挿入機能を使う
- キーワードのグルーピングを変える
- キーワードごとの入札価格設定で無駄を省く
- 対象外キーワードで無駄なインプレッションを省く
【05】広告内のキーワードを目立たせる
広告文の中にキーワードと同じ言葉が入っていると「太字」になる。これが案外目立っており、目立つとなるとクリックしたくなるものだ。広告文にはキーワードと同じ言葉を使うことを基本と考えよう。
なお、これを多量の広告文に設定する際には、次に紹介する「キーワードの自動挿入機能」を使うと便利だ。