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20・30代に選び続けてもらう「仕掛け」とは?スパークリング清酒「澪」のGIFコミュニケーション

2019/04/03 10:00

 2011年、これまでにない「新しい日本酒」として誕生した宝酒造のスパークリング清酒「澪(みお)」。20・30代女性を中心に人気を集めてきた同商品は、今年2月にパッケージデザインを刷新。「ブランド鮮度を向上させる」ことを目的に、GIFを活用したコミュニケーション施策を開始した。同社の白川愛美氏に、施策のポイントや効果を伺った。

目次

20・30代女性をコアターゲットに設定

――はじめに、「澪(みお)」のコミュニケーション戦略について伺えますか?

白川:「澪」は、2011年より販売を開始したスパークリング清酒で、爽やかな泡とやさしい甘みが特徴です。発売当初は、「『澪』でスパークリング清酒という新たな市場を創造する」という意志のもと、コアターゲットを20・30代女性に設定。「これが、私の新しい日本酒」というメッセージとともに、日本酒の既存イメージである「男性向け」「渋い」「重厚さ」などとは異なる、「おしゃれ」「和モダン」というイメージを前面に打ち出しました

宝ホールディングス株式会社 環境広報部広報課 白川愛美氏
宝ホールディングス株式会社 環境広報部広報課 白川愛美氏

白川:2016年からは、新しい日本酒という「イメージ訴求」のステップから次に進み、「実飲用を獲得する」ためのコミュニケーションを開始しました。具体的には、日々のあらゆるシーンのなかで楽しく「澪」を飲んでいただけるよう、「澪パ(澪パーティー)」というメッセージを打ち出し、FacebookやInstagramで「澪パ」の様子や日本酒のミニ知識、レシピなどを紹介していきました。

 

「ブランド鮮度」の向上を目指して

――コアターゲットが20・30代女性ということで、SNSを中心にコミュニケーションチャネルを設計されていったのでしょうか。

白川:ブランドを立ち上げてからしばらくは、マス広告に加え、ターゲットが集まるイベントへのブース出展など、実際に「澪」を飲んでいただき、そのおいしさを体感いただく施策を中心に行ってきました。その後スマートフォンの普及が大きく進んだため、Facebook、Instagram、LINE、TwitterといったSNSを活用した広告戦略を強化していきました。

――では今回、「澪」のプロモーション施策において、GIFを選んだ理由や狙いを教えてください。

白川:2019年2月、「澪」のブランド鮮度を向上させ、さらに成長させていくことを目的に、大幅なデザインリニューアルを行いました。あわせて、「新、澪。」という新たなメッセージを打ち出し、コミュニケーションを開始しています。

 GIF活用に至った一番の理由も、「ブランド鮮度を向上させる」ためです。「『澪』は何か新しい、おもしろいことをやっているな」という情報を絶えず発信することで、「常に前に進み続けているブランド」というイメージをもってもらいたいと考え、施策の一環として、昨年10月よりTwitter上でのGIF活用に挑戦することにしました。

 発売から8年目を迎えた「澪」は、おかげさまで幅広い年代の方にご愛飲いただいていますが、20・30代がコアであるという点は変わっていません。彼らはお酒に関しては比較的ライトな方々が多く、「これ!」といったものに限らず、別のお酒も試しながら楽しむ傾向があります。そのような方に選び続けてもらうためには、「『澪』は自分のためのお酒だ」と思ってもらうことが必要なのです。


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