創業214年の老舗和菓子屋・船橋屋は姉妹ブランドである「船橋屋こよみ広尾本店」へ、GMOクラウドの開発するAIによる来店客分析サービス「Diversity Insight for Retail」を導入した。
店内カメラの映像から、来店客の属性(年齢、性別、ライフスタイルなど)や、時間帯別の来店客人数カウント、店内の行動分析データを匿名の状態で取得する。今までは店員の感覚頼みで行っていた、天候や近隣の行事イベント状況で変動する来店客の属性や人数の把握、加えてリピーターの分析までを、AIによる定量的なデータとして計測できるようになるという。
これにより、店員の雑務を低減することによる接客の質の向上や、データに基づく最適な数量の菓子の製作、来店客属性に合わせた新しい商品企画、売り場構成・販促施策、来店客数に合わせた人員配置などへの有効活用が期待されている。
なお、取得した画像データは性別や年齢など特徴点のみを抽出した後は速やかに破棄し、個人を特定しない匿名データとして、プライバシーに配慮して活用するとしている。
本日2019年4月1日(月)より同店舗において導入し、まずは1ヵ月間の稼働と効果検証を行う。今後の活用方法について両社で協議していく方針。
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