接触のチャンスを逃さない!電話&LINE活用のコツ
効率化を求めてメールだけに固執してしまうと、見込み客との接触のチャンスを逃してしまう場合があります。関心度が高く、まさに今情報を探している人には、電話で連絡してサポートするほうが有効なことも。インサイドセールスや営業担当者が電話する条件を、あらかじめ決めておくとよいでしょう。
電話で接触する条件としては、以下のような場合が想定されます。
・一定期間において、見込み客のサイトへの来訪頻度が高い
・決裁権のある見込み客が料金プランを閲覧した
・決裁権のある見込み客が導入事例をダウンロードした
また、最近はLINEを使ってコミュニケーションをとる事例も増えてきました。特にBtoCの商材で、LINEのIDを取得できる環境があれば検討してみるとよいでしょう。MAツールでも、LINEと連携してメッセージを配信できる手段が増えてきています。
なお、電話は一般的に昼休みの時間帯(12:00~13:00)や先方の営業時間外を避けるのがよい一方、LINEは夜や通勤時間などのほうがコミュニケーションしやすい場合もあるようです。チャネルごとに連絡がとりやすい時間を見出して、タイミングを逃さないことが大切です。
効率だけを求めてはNG!日常のコミュニケーションを参考に
接触フェーズでは、受け取る相手のことを考えながらコンタクトをとることで、心を動かすコミュニケーションを実現できます。見込み客の都合や状況に応じて、メールや電話、LINEといったツールを柔軟に使い分けていくことが大切です。
MAツールには、配信リストの条件に応じてメールを自動生成し配信できるという効率的な面があります。しかし、メールを読んでもらうためには、内容やタイミング、距離感などを考慮しなければならないという点においては、日常のコミュニケーションと同じです。効率だけではなく、その視点も加えながら施策を振り返ることで、改善のポイントが見えてくることもあるでしょう。
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さて、お悩み相談の第4回はここで終了。本連載では、皆さんが実際に抱えているMAツールの導入や活用に関するお悩みにも、切り込んでいきたいと考えています。困っていること、つまずいていることなどがあれば、ぜひ以下の方法でお気軽にお寄せください。
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