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「私がメーカー担当者ならメルカリを見る」二次流通を踏まえたマーケティングに必要なこと


所有価値のある強いブランド作りを

MZ:今後、二次流通を踏まえた商品設計、マーケティングが進むとどのような変化が起こると思いますか。

南坊:購入し、所有して価値を感じられる商品が流通していくことを考えると、一過性の大量生産・大量消費というのは淘汰されていくのではないでしょうか。二次流通が進むと、所有していることへの価値が重視されるようになる。機能的ないし情緒的な価値を数多くの商品に持たせ、強いブランドを作っていく必要があると思います。

MZ:二次流通プラットフォーム運営者としてブランド側に伝えたいことはありますか。

南坊:メルカリは一次流通あってこそです。素敵な商品が増えれば増えるほど、二次流通にも価値ある商品が多く流通しますから。逆に、メルカリから一次流通を盛り上げることもできると思っているので、我々と親和性の高いブランドの方とコラボレーションしたいと考えています。

MZ:二次流通から一次流通を盛り上げるというのは具体的にどういうことでしょうか。

南坊:たとえば、店頭で商品を購入する時、商品のメルカリ上でのレートを提示できるようになれば、購入ハードルは低くなりますよね。「〇〇円で売れるのであれば、実質支払う金額は~~円で済む」と認識できれば気軽に購入できる。

 また、メルカリを利用する方は所有することに価値を感じる、いわばモノを愛する人たちのコミュニティです。ですので、ブランドのファンコミュニティを一緒に作っていけたりもするのでは、と考えています。

MZ:メルカリなどの二次流通プラットフォームを脅威、敵と捉える方も多そうですが、向き合い方を変えれば味方にしていける。この視点は大事にしたいですね。南坊さん、ありがとうございました。

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/07/30 12:59 https://markezine.jp/article/detail/31436

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