なぜ、お客が集客できるのか?
では、なぜここまで高い成約率を実現できるのか? ポイントは、ワークストラストのWebサイトを「顧客事例の活用」という視点から見るとき、「どのタイミングでお客に事例を見せているか」の「タイミング」の部分である。
私は顧客事例の文章書きを仕事にしている。文章を書く行為は、「なにを、どのように、どの順番で言うか」に集約されるが、重要だが見落とされがちなのが「どの順番で言うか」である。もしかすると「なにを(言うか)」よりも重要かも知れない。Webサイトも同じであろう。ワークストラストのように、トップページ内で上から下へと流れを作る場合、何を載せるかも大事だが、どの順番で載せるかも劣らず大事なのだ。
それでは、ワークストラストの実際のWebの流れを解説してみる。


お見事な流れである。では、こうした「お見事な流れ」はどうやって考えれば良いのか。答えは、「自社の営業プロセスの成功例をWeb上で再現する」ことである。ワークストラストの場合、社長自身が営業マンであり顧客接点の回数も多い。その感覚でWebを作るのが正解なのだ。
アクセシビリティだのユーザビリティだのと妙なカタカナを先行させてはならない。カタカナが先行するとロクなことはない。作るべきは、「良いWebサイト」ではなく「売れるWebサイト」である。売れるWebサイトを作るためには、カタカナではなく、自らの営業プロセスを信じよう。
