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テレビCM本数・時間とアプリグロースの関係を可視化 フラーとエム・データが共同調査を実施

2019/11/27 07:00

 アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」を手がけるフラーは、テレビの放送内容をテキスト化した「テレビメタデータ」を提供するエム・データと共同で、モバイルアプリに関するテレビCMの放送回数・時間とアプリ利用についての調査を実施した。

 調査の結果から、短期的なアプリの成長を狙った「山波」タイプと、息の長いアプリの成長やユーザーの維持を狙った「さざ波」タイプがあることが明らかになった。

テレビCM放送期間中の短期的なアプリの成長を狙った「山波」タイプ

 テレビCMの放送回数・時間に明確な「山波」があるアプリは、ユーザーの利用を示すDAUやインストールなどの指標も連動して大きく跳ね上がった。短期間に集中してテレビCMを打ち出すことで、その期間中のグロースの最大化を図っている様子が垣間見える結果となった。

 サンプルのうち「山波」タイプに該当するゲームアプリのAは、大小のキャンペーンを使い分け、最大で週当たり150回を超えるテレビCMを投下している。規模の大きなキャンペーンは、DAUの増加に確実に寄与している姿がデータから見て取れる。特に2018年10月のキャンペーンでは、新規インストールも大きく伸ばしており、テレビCMの大きな山波を形成しながら、アプリのユーザー獲得につなげた。

「山波」タイプであるゲームアプリAのデータ
「山波」タイプであるゲームアプリAのデータ

長期のテレビCM放送で息の長いアプリの成長やユーザーの維持を狙った「さざ波」タイプ

 一方、キャンペーンなどで放送回数の多少はあるものの、長期にわたり「さざ波」のようにテレビCMを放送するアプリは、テレビCMの放送の瞬間にユーザーの利用を示す指標が大きく動くことはないものの、長期のアプリの成長や規模の維持につながっており、アプリのグロースに関する息の長い施策の一端をテレビCMで補完する様子が見えた。

 サンプルのうち「さざ波」タイプに該当するニュースアプリBは、定常的に一定量のテレビCMを投下し、長期的な成果を狙っている。2019年2~3月に放送回数を最大で週あたり約110回と定常の2倍に増やしたキャンペーンでは、ユーザーの呼び戻しに成功したもようだ。日常的にテレビを視聴するユーザーを意識したテレビCM出稿でインストールを安定確保している様子がデータから垣間見ることができる。

「さざ波」タイプであるニュースアプリBのデータ
「さざ波」タイプであるニュースアプリBのデータ

【調査概要】
・調査主体:フラー
・調査内容:主要なアプリのテレビCMの放送回数とアプリ利用の関係について
・対象期間:2018年4月~2019年3月
・対象データ:エム・データで蓄積する「テレビメタデータ」、App Apeで蓄積するアプリ利用推計データ(サンプル数約3万)

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