第1回「高校ダンス部グランプリ決定戦」とは
11月4日(月)、横浜アリーナにて第1回「日本高校ダンス部選手権公式選抜大会 グランプリ決定戦」が開催された。
主催したのは、一般社団法人ストリートダンス協会および産経新聞社。本大会は、既存の日本高校ダンス部選手権の新たな大会となる位置づけで、全国高校ダンス部のさらなる活性化を目指し、何年も前から構想されていたという。
大会当日は、選抜校30校のダンス部による演技のほか、ゲストによるパフォーマンスも行われ、4,500人が来場。さらに1万人以上の人がU-NEXTでのライブ配信を視聴し、大きな盛り上がりを見せた。
来場者もダンスの楽しさを“体感”できる参加型のイベントを
「高校ダンス部グランプリ決定戦」の第1回目の開催に際し、新たなイメージ戦略による企画・制作を担ったのは株式会社アミューズ。
同社は「単なるダンスの鑑賞だけでなく、高校ダンス部強豪校の作品を観る楽しみ、そして学校を応援する楽しみを多くの方に体感していただきたい」という考えのもと、観客も受賞校の決定に参加できる取り組みを企画。
会場に来場している人のみが投票できる「オーディエンス賞」とU-NEXTでのライブ配信の視聴者が投票できる「視聴者賞」を設け、観客に観賞するだけで終わらない楽しさを提供するよう試みた。
その投票のツールとして採用されたのが「LINEリサーチ」だ。本大会は若年層の利用率が高いLINEをプラットフォームに定めて運営が行われており、「オーディエンス賞」と「視聴者賞」はそれぞれ次のような仕組みで実施された。
・オーディエンス賞:来場者は、チラシのQRコードから投票画面へ
・視聴者賞:U-NEXTの視聴者は、大会のLINE公式アカウントから投票画面へ
※いずれの投票もLINEユーザーなら誰でも参加できるLINEリサーチの「オープン型リサーチ」を利用。
投票参加率は驚異の85%!ミニマムな操作で高いUXを実現
ここからは、「オーディエンス賞」決定までの流れを、当日の来場者の様子も交えながらレポートしていく。
はじめに、観客には来場時に写真のようなチラシが配布された。ここに投票画面へアクセスできるQRコードが記載されており、一人一回のみ投票できる仕組みになっている。
30校による演技が終わり休憩時間になると、多くの来場者がスマートフォンを片手に投票を始めた。今回の投票参加率は、実に85%。来場者の中には、まだスマートフォンを持っていない小学生以下の子どもや高齢者もいたことを考慮すると、非常に高い参加率だったといえる。
加えて、シンプルでわかりやすい設計も高い投票参加率を実現する要因だったと考えられる。投票する際に必要だった操作は、次の2ステップのみ。限定された時間に多くの来場者が同時アクセスしていたにも関わらず、ネット環境も安定していた。
1.QRコードを読み取り、投票専用の画面を開く
2.投票する高校を選択して送る
本大会の投票運営を担当した株式会社アミューズの北詰氏は、LINEリサーチを採用した理由について「投票されるお客様にとって操作がシンプルであること」と「予想されるアクセス集中に問題なく対応できること」を挙げていた。
さらにイベント終了後再び話を聞くと、「集計の推移をオンタイムで把握できたことも頼もしかった」と、活用して実感したLINEリサーチのメリットについて語った。