東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR東日本スポーツは、「移動空間を成長空間に変える」をコンセプトに、山手線車内で利用できる電車専用トレーニングアプリ「‘TRAIN’ing」を試験公開した。
同アプリはジオフェンシングの仕組みを活用。ジオフェンシングとは、ビーコンやGPSなどで取得できる位置情報を活用し、ユーザーが仮想上のフェンスに囲まれた領域へ出入りしたことを判定し、コンテンツを配信する仕組みだ。
同アプリでは山手線車内に設置済みのJビーコン(Bluetooth信号の発信機)などを利用し、山手線新型車両とスマートフォンが通信することで、電車内でのみ体験できるトレーニングの提供を可能にした。
同アプリでは「体を鍛えたい」「リラックスしたい」といった顧客の目的や、乗車時間、乗車位置、混雑度状況に応じて、車内でできる座席・つり革・手すりなどを使ったパーソナルトレーニングプログラムを音声ガイダンスで案内する。
なお、同アプリのダウンロード期間は2019年12月26日まで。試験実施期間は2020年3月12日までの予定だ。
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