博報堂は、多様な関係者とともに未来創造の技術としてのクリエイティビティを議論し、研究し、社会実験していく場として、「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ:略称、UoC)」を2020年春に開設する。
同社はクリエイティビティを通じて、社会に新しい価値を生み出すことを目指して活動を行ってきた。その領域は広告・マーケティング産業を中心としてきたものの、人工知能やビッグデータ、スマホの普及に象徴されるような文明のデジタル化・機械化が加速する今こそ、「人類が持つクリエイティビティの意義と可能性」をもう一度大きく捉え直し、広告業界を超えて社会全体に活用していく必要があると考え、同組織の開設に至った。
同組織の特徴は、社会に向けて場を開くことにより、産官学、文理芸、社内外の壁を超えた「多様なクリエイティビティのぶつかり合い」を生み出していくこと。具体的には、対話セッション、基礎研究・応用研究、社会実験プロジェクトなどを実施していく。
また、同組織は企業内大学ではなく、社会人や学生を問わず、すべての人が参加可能なオープンプラットフォーム。同社本社内に開設するスペースでは、来訪者に様々な刺激と創発的な出会いをもたらすことを狙う。
【関連記事】
・博報堂、「博報堂SDGsプロジェクト」を発足 クライアント企業の取り組みを支援へ
・博報堂DYメディアパートナーズとアドウェイズが資本業務提携 アプリプロモーション領域を強化
・博報堂行動デザイン研究所、デジタル時代の生活者を捉える行動デザインモデル「PIXループ」を開発
・博報堂DYメディアパートナーズとDAC、マスメディアにも対応したインフルエンサーマーケ組織を発足
・博報堂マーケティングシステムズ、行動経済学を活用したコミュニケーションシナリオ設計サービスを提供