MarkeZineは3月10日(火)・11日(水)にホテル雅叙園東京にて「MarkeZine Day 2020 Spring」を開催する。
11日(水)の18時10分から行われるセッション「見えないものを視る~データの可能性と限界、その先の新たな世界~」には、LIFULLの菅野勇太氏、デコムの松本健太郎氏、日本アイ・ビー・エムの千葉大樹氏、オプトの中川綾香氏が登壇。近年信じられてきたデータ至上主義に一石を投じる。
【開催概要】
イベント名称:MarkeZine Day 2020 Spring
登壇セッション:「見えないものを視る~データの可能性と限界、その先の新たな世界~
スピーカー:
株式会社LIFULL LIFULL HOME'S事業本部 ユニット長
百様株式会社/ファウンダー 菅野勇太氏(モデレータ)
株式会社デコム R&D部門 マネージャー、データサイエンティスト松本健太郎氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
Performance Marketing Digital Strategist / Paid Media Focal 千葉大樹氏
株式会社オプトマーケティングマネジメント部 データアナリスト 中川綾香氏
日時:2020年3月11日(水)18:10 ~ 19:10
会場:ホテル雅叙園東京
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 2・3F
参加費:無料(事前登録制)
デジタルマーケティング支援百戦錬磨のパネリストの方々を迎え、事業主サイドとしてモデレートに臨みます。近年、信じられてきたデータ至上主義に一石を投じるべく、様々な現場を支援してきた側からしか見えない、本音の本音に斬り込んでいきます。「これまでの自分の価値観が全否定されるかも」「今まで信じた神話がぶっ壊れるかも」と、私自身も期待感でいっぱいです。固定観念を破壊し、もっと自由な視点を手に入れる、そんなキッカケを作れたら幸いです。
賢人曰く「見えないものを見るためにデータを重視するのは本質。見たいものを見るためにデータを重視するのは、えてしてバイアス」。私たちマーケターは、データになるモノを見ているのでしょうか。それとも見えないモノをデータにしているのでしょうか。この2つは、大きな違いがあります。業務を通じて「インサイト」「人間の心理」「バイアス」など視えないものを見てきました。本セッションでは、数字に限らないデータのお話をできればと考えています。
データから見ようとしているのは「人」なのか「数字」なのか。 これは、マーケターだけでなく、広告代理店、媒体社、支援会社などデジタルマーケティングに携わる全ての人が今一度考えるべきテーマになるかもしれません。近年のGDPRの施行やGoogleのCookie廃止計画の発表など、データを取り巻く環境が大きく変わってきています。IBMでは既に全世界規模でGDPRへの対応を行っており、私自身のデータ環境の変化を実感しております。そういった状況の中で、私がマーケティングを行う際に重要だと考えている「ユーザー目線/ユーザー感覚」をどのようにデータと共存させて活用しているかについて、実例を踏まえてお話させていただきます。
MarkeZine Day 2020 Springのテーマ「見えないものを視る」。マーケターにとって見えないものの代表格と言えばやはり「顧客の気持ち」でしょう。「顧客の気持ち」は時間をかけて行動や態度として顕在化され、データとして計測できるものも数多くあります。しかし裏を返すとデータとして見えているのは顕在化された「顧客の気持ち」の結果論にしかすぎず、気持ちそのものを表現しているわけではありません。それでも私はデータが好きです。どんな想像や仮説よりもデータが示す事実がもっとも信頼できる、今でも基本的にはそう信じています。では、私たちが普段見ているデータは「顧客の気持ち」の氷山の一角であることを前提にしたうえで、どのようなスタンスで向き合うべきなのでしょうか? データに期待しすぎず、失望しすぎず、正しくマーケティングに活用していく方法をディスカッションを通して模索していきます。