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Google AdWords、ターゲティング機能を追加

旧来の慣習をかなぐり捨てて、常に新しい事に挑戦してきたGoogleに異変が起きた。行動ターゲティング広告が主流の中、Google AdWordsは今後どう変化していくのか?【この連載のバックナンバーはこちらから 】

Google AdWordsに属性機能が追加

 3月の下旬の話になるが、米国版Google AdWordsでちょっとした変化が起きた。何かと言えば、広告出稿の際にターゲットの設定ができるようになったのだ。ターゲット指定が可能になった属性(区分)は、「年齢」「性別」の2種類だ。

 もちろん、全ての広告シンジケーション(=広告ネットワーク)にこれら属性を指定した広告を出稿できるわけではなく、一部のネットワークに限られている。例えば、Myspace、YouTubeなどがそれに当てはまる。しかし、なぜ今頃になって、属性指定の機能が実装されたのか? がユーザー間でもっぱらの話題だが、その答えは大きく分けて2つある

  1. 売上が不振に陥っているSNS広告の改善
  2. 従来からの顧客(AdWords利用者:広告主)の要望によるもの

 Googleは、Myspaceを広告シンジケーションに組み込み、一時期はSNS業界のトップ企業を獲得したことで広告売り上げの向上を図ったが、どうやらその目論見が外れたようなのである。SNSは個と個のつながりでネットワークが構成され、大きな流れを作りあげているが、「個」が主体であるがゆえに、いままでの広告手法ではユーザーを誘導し、広告をクリックさせることには繋がらなかったようだ。そこで、既存のキーワードによるターゲティングに手を加えようとなったわけである。

果たして、年齢と性別をグレップするだけで広告売上が改善されるのか? との疑問は残るが、SNSでの広告が不振ということだけは確かである。

Facbookは「個」にマッチした広告を展開

 SNS業界第二位のFacebookは、「個」に広告をマッチさせるやり方で売上の向上を狙っている。現在、この手法はユーザー側でON/OFFの切り替えが可能になっているが、SNSの特徴である「個」に焦点をあてた上手い広告手法【注】だと思う。

 さて、このGoogle Adwordsでの属性指定機能の追加だが、日本ではどうなるのだろうか。基本的に、属性が指定できる広告シンジケーションは、その媒体が利用者の属性を取得している必要がある。なぜなら、そうでなければ到底「年齢」「性別」といった細やかにセグメント化したターゲティングは無理だからだ。

 また、モバイルも考慮しての話となるが、mixi、GREEといった日本のSNSはGoogleシンジケーションの一部となっているので、これらの媒体がターゲット情報をGoogleに対して提供すれば、出稿する際の属性指定は可能と考えられる。しかしながら、日本の動向については何も発表されていないので、あくまでも推測の域を出ないので、その点はご注意いただきたい。

【注】
「個」に焦点をあてた広告手法についての詳細は、『【5分で理解】行動ターゲティングの上を行くfacebookのソーシャルターゲティング広告』を参照してください!

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この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。 ■ 著書・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)・  ドロップシッピングスタートブック(技術評論社刊)■ 連...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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