アフターコロナやウィズコロナ、あるいはニューノーマルなど大きな転換期を示す言葉をよく見かけるようになりました。そこに一貫するのは、コロナ禍によって生じた生活様式や意識の変化がこのまま定着し、以前のような状況には戻らないという認識です。
当然、企業には速やかな対応が求められます。これまでも重要視されていたDXはさらに加速していくと思われますが、必ずしも対応しきれていない企業や、対応したつもりになっている企業もあります。編集部ではこの大転換の時代に挑戦を始めている企業を取り上げ、定期誌『MarkeZine』第56号(2020年8月号)にて特集「ニューノーマル時代に必要なDXと思考の転換」をお届けします。
定期誌『MarkeZine』とは?
定期誌『MarkeZine』は1年間の定期購読で、毎月1冊、トレンドテーマの特集を中心にマーケティング業界の潮流や識者が注目するトピックをお届けしています。
- 先進的な企業の経営判断を追体験できる
- 競合企業の事例やキーパーソンの考え方がわかる
- マーケターが実務で成果を出せるノウハウを学べる
特集「ニューノーマル時代に必要なDXと思考の転換」
ニューノーマル時代に重要性が増しているのがDX。企業は「トランスフォーメーション」をその字義どおりに捉え、青虫が変態して蝶になるように変革しなければならないと説くのがDX JAPANの植野大輔氏です。植野氏は、デジタルマーケ幻想やデザインシンキング幻想などDXを阻む7つの幻想について解説してくださいました。
コロナ禍においていち早くマスク生産に踏みきったニューバランス。他にも、外出自粛の中で運動不足を解消したいという人々の気持ちに寄り添いたいと、アスリートとコラボしてエクササイズを提案するなどいくつもの行動を起こしました。ニューノーマル時代には打ち手をたくさん持っておくことが重要だと語る同社の鈴木氏に、一過性ではない顧客獲得の考え方についてうかがいます。
特集の最後に、「ニューノーマル時代に必要な思考の転換」と題してスシロー、ゼスプリ、日本ピザハット、ビズリーチ、三井住友カード、ヤプリがどんな方針や戦略で次の一手に動き出しているのか、コメントをいただきました。転換期の中で大きな変化に挑戦する先駆的な企業の姿勢に、我々が進むべき道を探ります。
また、本誌の巻頭インタビューでは、5月に「#いまマーケティングができること ~新型コロナ危機での探究と創発~」というウェビナーを開催した日本マーケティング学会の会長、古川一郎氏にマーケターの学びと変化した生活者の意識について尋ねました。
想定外の事態から新たな時代が始まったと言える今、その最前線で生き残っていくためのマーケティングについて定期誌『MarkeZine』が役立つ情報をご提供します。