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モバイル広告プラットフォーム「Pangle」がリブランディング アプリ企業・広告主が得られるメリット

 TikTok For Business Japanが2019年7月から日本で提供を開始したモバイル広告プラットフォーム「Pangle(パングル)」がリブランディングを発表した。本記事では、リブランディングによって広告主や広告枠を提供するアプリパブリッシャーがどのようなメリットが得られるようになるのかを明らかにする。

4,000万DAUにリーチ可能なPangleとは?

MarkeZine(以下、MZ):今回TikTok For Businessが提供するモバイル広告プラットフォームであるPangleのリブランディングを行ったと聞きました。まず、Pangleとはどういったプラットフォームか教えてください。

TikTok For Business Japan:Pangleは、TikTok For Businessが運営するモバイル広告プラットフォームです。世界中のアプリの広告価値を最大限に高めることを目的に誕生した本プラットフォームは、世界トップクラスのアプリを統合し、様々な広告フォーマットと予測評価モデルを掛け合わせることで、アプリパブリッシャーに最適なサービスを提供してきました。

 これにより、世界中の膨大なトラフィックと幅広いシーンにリーチできる広告配信を実現しています。具体的には、世界中で多様なジャンルの10万近いアプリとパートナー関係を築いており、のべ8億DAU(デイリーアクティブユーザー)へのリーチが可能となっております。

MZ:世界で8億DAUとのことですが、そのうち日本はどのくらいなのか、どのようなアプリへの出稿が可能なのか教えてください。

TikTok For Business Japan:日本におけるDAUは4,000万となっております。また、MAU(月間アクティブユーザー)ベースでは2020年上半期で前年比211%の成長を見せており、CTR(クリック率)なども増加しています。そのため、広告による収益化を考えるアプリ事業者はもちろん、広告主にとってもメリットのあるプラットフォームに成長しています。

モバイルアプリの発展を目指しリブランディング

MZ:では、急成長中のPangleをなぜリブランディングするに至ったのでしょうか。

TikTok For Business Japan:よりアプリパブリッシャーにユーザー獲得と収益化の機会を提供したいと考えたためです。Pangleは、アプリパブリッシャーが効果的なユーザー獲得と効率的な広告収益化を通じて成長するためのリソースと、アプリユーザーにより良いサービスを提供する力を与えるためにスタートしました。

 そして、私たちはユーザーのニーズがいかに多様であるかを深く理解しています。エンターテインメント、ショッピング、教育など、多くのニーズがすでにモバイルアプリで満たされています。私たちは、そういったユーザーニーズを満たすアプリの開発がさらに進むようPangleの提供を通して支援したいと考えています。そのために、今回のリブランディングを通じてモバイルアプリにおける開発と創造性を促進させたいと考えました。

 また、商品・機能面においては、これまでも広告主、アプリパブリッシャー、ユーザーすべてにとって価値のある広告商品を届けてきましたが、今回のリブランディングで2つのトレンドに対応したいと考えています。

 1つは、広告はよりインタラクティブなものになることです。こちらに関しては、動画リワード広告やプレイアブル広告など、Pangleがこれまでも提供してきた広告フォーマットを中心に、ユーザーとのエンゲージメントを高める商品を届けていきたいと考えています。

 もう1つは、ROASがより正確に計算されることが求められることです。こちらに関しては、アプリイベント最適化機能を通じて対応してきました。Pangleを活用してユーザー獲得を行う場合、アプリ内購入などの行動が見込めてROASがより高くなるであろうターゲットオーディエンスへのアプローチが可能になります。

 これらのトレンドにも徹底的に対応することで、アプリパブリッシャーの成長に寄与したいと考えています。

Pangleリブランディングで広告主/アプリパブリッシャーは何が得られる?

MZ:続いて、Pangleがどのようなリブランディングを行ったのか教えてください。

TikTok For Business Japan:Pangleの新しい理念に沿って、新しいロゴとビジュアル・アイデンティティ・システムを変えていきます。また、成長を遂げるために、ミッションとビジョン、コアバリューのアップグレードを行いました。特にミッションの「モバイルアプリにおける開発と創造性の促進」に関しては、今後の事業計画や製品アップデート時の指針となります。

MZ:今回のリブランディングによって、広告主とアプリ事業者はどういったメリットを受けることができるのでしょうか。

TikTok For Business Japan:広告主は、広告のエンゲージメントを高め、ターゲットオーディエンスとの良好な接続を維持できる可能性が高まります。なぜなら、非常に魅力的な動画リワード広告や、インタラクティブなプレイアブル広告など、当社最高クラスの広告プロダクトを使用することができるからです。

 また、ゲームや漫画、金融など特定カテゴリで良質なリーチを取りたい方には大きなメリットが提供できると考えています。これらのカテゴリの広告在庫に関しては、潤沢に保有しているためです。

 そしてアプリ提供企業に関しては、アプリの成長に向けた最大限のサポートが受けられるというメリットがあります。ユーザーの獲得からマネタイズ、最適化まですべてに対する支援が可能なのがPangleの魅力です。

 これらのアプリ収益化の支援が可能な理由は2つあります。1つはPangleがインタラクティブで高性能な動画広告フォーマットを提供しているから。もう1つは、インテリジェント広告テクノロジーを搭載しているからです。これら2つの理由によって、コンバージョンの最大化と高いeCPMを実現でき、高いビジネス成果を創出することが可能です。

 ユーザー獲得やマネタイズに関するノウハウが少なく、リソースも限られている小規模アプリ開発者やパブリッシャーでも、Pangleの専門家チームに相談しながら、ユーザー獲得と収益化を目指すことができます。

アプリ内入札でさらなる収益化を

MZ:広告主、アプリパブリッシャー、ユーザーすべてにメリットのあるサービスを提供するためのリブランディングであることがわかりました。最後に今後の展望を教えてください。

TikTok For Business Japan:直近に関しては、アプリ内入札の機能提供を予定しています。こちらの機能を利用すると、アプリの在庫はすべての需要ソースに解放され、従来のウォーターフォール戦略のような過去の統計に基づくのではなく、リアルタイムで最⾼⼊札価格を獲得することができます。そのため、さらなる収益増加が見込めるようになります。

TikTok For Business Japan:また、中長期的にはユーザー獲得、収益化、広告フォーマットの3つの視点でPangleのアップデートを考えています。

 ユーザー獲得に関しては、ターゲティングの精度を向上させるために、PangleのオーディエンスパッケージツールやAEO(アプリイベント最適化)を継続的に拡大していきます。

 収益化のところはアプリパブリッシャーの収益最大化を実現するため、アプリ内入札機能を導入する以外にもトラフィックも増やし続け、eCPMを高める取り組みを行います。

 また、リリース以降ご利用いただいている広告主様はゲームと漫画が中心でしたが、今後は金融やマッチングアプリ、ライブストリーミングアプリなど様々なジャンルの広告主様に拡大し、多様性のある収益構造を目指します。

 最後に広告フォーマットに関しては、今後多様なインタラクティブ広告フォーマットの追加を検討しています。これまではプレイアブル広告フォーマットのみでしたが、今後コンバージョンにつながりやすい新たなインタラクティブ広告フォーマットも提供します。さらに、インタラクティブ広告の自動作成ツールの導入も考えており、より簡単に効果の上がる広告フォーマットの開発をしていきたいです。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/09/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/34325