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dotグラフィで探る、Z世代のホンネ

オンライン=リアルの「Z世代」と線引きするX・Y世代 コミュニケーションと人間関係はどう変わったか

 これからの未来、消費の中心となるであろう1996年以降に生まれた若者=“Z世代”。子どもの頃からスマホやSNSを自由に使いこなしてきた“ソーシャルネイティブ”である彼らは、これまでの世代の常識にはあてはめられない、独自の価値観を持ちます。そんなZ世代ならではの行動・価値観を、Z世代を研究するコミュニティ「イノベーションチーム dot」が、独自のエスノグラフィを用いて調査する本連載。今回は、Z世代のコミュニケーションと人間関係、中でも“親や社会人”との関係性を明らかにしていきます。

エスノグラフィ×アンケートで「Z世代独自の価値観」を探る

 この連載では、「Z世代」独自の行動・価値観を明らかにすべく、同世代の1日をモニタリングする「dotグラフィ」を実施。そこから得た仮説を、アンケートや「Z世代会議」を通して検証していきます(詳しい調査方法については、連載第1回をご覧ください)。

 今回のテーマは、Z世代のコミュニケーションと人間関係「友人関係」に注目した前編では、彼らのコミュニケーションの取り方が4タイプに分かれることを発見しました。後編となる今回は、「親や社会人とのコミュニケーション」に焦点を当ててその特徴を探っていきます。果たしてZ世代は、どんな価値観を持って大人たちと接しているのでしょうか?

 まずは改めて、今回エスノグラフィに協力してくれたdotメンバーの大学2年生「ももちゃん」の行動と、そこから立てた仮説を振り返ってみましょう。

【仮説】
(1)Z世代の親密度は「どのコミュニケーションツールを使うか」に現れている
(2)Z世代は親との関係性が「友達化」している
(3)Z世代は上の世代のコミュニケーション方法にちょっと引いている

 前回の仮説(1)につづき、今回は仮説(2)(3)についての調査結果をお届けします。Z世代30名へのアンケートと、19名でのZ世代会議を行って検証しました。

Z世代は親との関係性が「友達化」している?

 ではさっそく、仮説(2)Z世代は親との関係性が「友達化」している、について探っていきましょう。

 親との時間をかなり大切にしているという、ももちゃん。朝は家族と一緒にウォーキングし、一人ひとり、1日のスケジュールをシェアしているそう。食事は、三食すべてをともにするのが日課です。そんな家族との仲の良さがうかがえるももちゃんの生活ぶりですが、同じZ世代である他のdotメンバーはどうなのでしょうか? 世代が若くなるほど親との関係が友達化している、という情報も耳にしますが……。

 真相を探るべく、親との会話の内容や親に対する意識について、リアルだけでなくオンライン上でのやりとりにも着目してみたところ、意外な事実がわかってきました。

親とどのくらい会話する?

 まず親との会話頻度について尋ねたところ、30名中21名が「頻繁に話す」という内容の回答でした。「リビングにいる間はずっとしゃべっている」「夜は基本的にずっと」「三食それぞれの時に話す」など、どうやら食事のシーンで会話するという人が多い印象です。

親との会話内容は?

 では、一体それはどんな内容なのでしょうか? まず挙がったのは、勉強・就職・社会問題といったマジメな話。内容が堅苦しいので、友達よりも親のほうが話しやすいというのが理由でした。そして驚いたのは、恋愛の話をしているという点です。親に恋愛について打ち明けるなんて、ちょっと恥ずかしいのでは? と一般的には思われそうですが、やはり親との関係が友達化してきているということなのでしょうか?

親をどのような存在だと思っている?

 続いて、親をどのような存在だと思っているのか尋ねてみました。すると「兄弟みたいな存在」「友達・親友レベル」など、想定どおりの回答が返ってくる一方、「尊敬している相手」「相談相手」「メンター」というように親のことを精神的な支えとする回答もあり、なんでも話せて頼れる存在だとされていることがわかりました。

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この記事の著者

渋江 みのり(シブエ ミノリ)

1998年生まれ。青山学院大学心理学科4年。 2018年からdotで活動を始め、現在はdotのメディア部として活動中。大学卒業後、dotに入社予定。  

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

根本 清佳(ニモ)

1999年生まれ。学習院大学経済学部経営学科4年。dotでは主にグラレコやイラスト制作を担当。大学卒業後、dotに入社予定。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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