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dotグラフィで探る、Z世代のホンネ

Z世代にとってLINEは事務連絡ツール? 親密度によって異なる、コミュニケーションツールの使い分け

 これからの未来、消費の中心となるであろう1996年以降に生まれた若者=“Z世代”。子どもの頃からスマホやSNSを自由に使いこなしてきた“ソーシャルネイティブ”である彼らは、これまでの世代の常識にはあてはめられない、独自の価値観を持ちます。そんなZ世代ならではの行動・価値観を、Z世代を研究するコミュニティ「イノベーションチーム dot」が、独自のエスノグラフィを用いて調査する本連載。今回は、Z世代のコミュニケーションと人間関係の特徴を明らかにしていきます。

エスノグラフィ×アンケートでZ世代を理解

 この連載では、Z世代を研究するコミュニティ「イノベーションチーム dot」(以下、dot)が独自のエスノグラフィ×アンケート調査によって、Z世代の特徴を明らかにしていきます。調査ではまず、被験者となってくれたZ世代の一日をモニタリング。そこで見えてきた行動の中から、dotメンバーが「あるある!」「わかる!」といった行動をまとめ、それらの行動の「なぜ?」を被験者にインタビュー。得られた結果をもとに、Z世代の特徴と考えられる仮説を立てます。

 そして、その仮説を確かめる質問を作り、Z世代数十名にアンケートを実施。質的調査のエスノグラフィに、量的調査のアンケートを加えることで、より深く鮮明な“Z世代のホンネ”を探っていきます。

連載過去記事はこちらから!
第1回:Z世代はInstagramで見たものを覚えていない? エスノグラフィ×アンケートでZ世代を理解

Z世代のコミュニケーション&人間関係の特徴を調査

 今回のテーマは、Z世代のコミュニケーションと人間関係。Z世代はどのように人と接し、どのようなコミュニケーションをとっているのでしょうか? 

 今回被験者となってくれたのは、都内私立大学2年生の工藤桃華ちゃん(以下、ももちゃん)。Z世代の4タイプでは、“人生ガチ勢”にわけられます。調査は新型コロナウイルスの影響をうけ、オンライン会議ツール「Zoom」を用いて行いました。

Z世代の4タイプ
dotが発表した「Z世代の4タイプ」

 調査を行ったのは、ゴールデンウィーク明けの5月11日。

 当日、ももちゃんにはまず、起きたタイミングでdotメンバーに連絡してもらいます。連絡をもらったdotは、ももちゃんにZoomのリンクを送信。Zoomをつないだ状態で、ももちゃんの部屋全体が見渡せる位置にPCを置いてもらい、準備完了です。その後はdotメンバー2人が交代しながら、ももちゃんが眠るまでの約一日(17時間以上)を観察し、Zoomで画面を録画。気になったことをメモしていきました。

ももちゃんの様子
ももちゃんの様子

 エスノグラフィを行った日のももちゃんの一日はイラストの通り。コミュニケーションと人間関係に着目し、メモや後日インタビューから、いくつか仮説を立てていきました。

(イラスト:森ケ崎未来)
(イラスト:森ケ崎未来)

 ももちゃんのエスノグラフィから立てた仮説がこちら。

【仮説】
(1)Z世代の親密度は「どのコミュニケーションツールを使うか」に現れている
(2)Z世代は親との関係性が「友達化」している
(3)Z世代は上の世代のコミュニケーション方法にちょっと引いている

 今回はこの中から(1)Z世代の親密度は「どのコミュニケーションツールを使うか」に現れている、について探っていきます(2、3については次回解説します)。

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この記事の著者

渋江 みのり(シブエ ミノリ)

1998年生まれ。青山学院大学心理学科4年。 2018年からdotで活動を始め、現在はdotのメディア部として活動中。大学卒業後、dotに入社予定。  

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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