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dotグラフィで探る、Z世代のホンネ

対等な関係でいたいから会計は割り勘。ジェンダーニュートラルな価値観を持つ「Z世代のデート実態」

 これからの未来、消費の中心となるであろう1996年以降に生まれた若者=“Z世代”。子どもの頃からスマホやSNSを自由に使いこなしてきた“ソーシャルネイティブ”である彼らは、これまでの世代の常識にはあてはめられない、独自の価値観を持ちます。そんなZ世代ならではの行動・価値観を、Z世代を研究するコミュニティ「イノベーションチーム dot」が、独自のエスノグラフィを用いて調査する本連載。今回は、Z世代のデートにおけるお金、時間、SNSの感覚について探ります。

エスノグラフィ×アンケートで「Z世代独自の価値観」を探る

 本連載では、「Z世代」独自の行動・価値観を明らかにすべく、Z世代の1日をモニタリングする「dotグラフィ」を実施。そこから得た仮説を、アンケートや「Z世代会議」を通して検証していきます(詳しい調査方法については、連載第1回をご覧ください)。

 今回のテーマは「Z世代のデート」。デートにまつわるお金、時間、SNSの感覚について、Z世代の価値観を探りました。

 男女雇用機会均等法施行の10年後から始まるこの世代。SNSを使いこなすソーシャルネイティブであると同時に、性に対する平等な感覚もネイティブな世代かもしれません。そんなZ世代は、普段どのようなデートをしているのでしょうか?

 まずは、Z世代が具体的にどのようなデートをしているのか。dot内カップルのデートを動画で撮影してきてもらい、調査しました。

Z世代2人のデートを動画で記録

 今回、デートの様子を動画で記録してくれたのは大学4年生のdotメンバーカップルです。2人がデートに行ったのは9月13日。11時半ごろ集合して18時ごろ帰宅するまでの間、随所で撮影し、記録してもらいました。

 2人のデートの流れは次のイラストの通りです。記録してもらった動画での様子や、2人への後日インタビューから見えてきたZ世代らしいと思われる価値観をピックアップし、「これはZ世代の特徴では?」と考えられる仮説をいくつか立てました。

Z世代カップルのデートの流れ
Z世代カップルのデートの流れ

 2人のデートの様子から立てた仮説がこちらです。

【仮説】
(1)Z世代のデートでは割り勘が当たり前?
(2)Z世代はデートに特別感を求めていない?
(3)Z世代はデートの様子を相手にシェアされるのはハッピー! しかし、自分がシェアするのは躊躇している?

 (1)がデートにおけるお金の価値観、(2)が時間の使い方の価値観、(3)がSNSに対する価値観を表す仮説です。

 デートにおいて、Z世代にはどのような暗黙の了解が存在するのか。Z世代会議で検証します。

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この記事の著者

渋江 みのり(シブエ ミノリ)

1998年生まれ。青山学院大学心理学科4年。 2018年からdotで活動を始め、現在はdotのメディア部として活動中。大学卒業後、dotに入社予定。  

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2021/02/03 08:00 https://markezine.jp/article/detail/34999

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