フォロワーが増えても「いいね率」を高く維持
キャラクターコンテンツの有利な方法である漫画型の投稿を基に、Instagramでのキャラクターアカウントの強みをもう少し詳しく見ていきましょう。
漫画では制作上の工夫によって労力を抑えたり、作り込むことによってより高いエンゲージメントを得たりすることが可能です。
漫画の投稿と言うと、コマ割りのある画像を思い浮かべるかもしれませんが、「ふきだし」を活用した1コマ漫画の投稿であれば、少ない手間でもエンゲージメントの高い投稿が可能です。
また、複数枚で1話完結にするといった工夫もできます。長編漫画にすれば1投稿における最大枚数の10枚の投稿も可能なため、1枚絵に比べると滞在時間が増え、結果的にエンゲージメント評価が高くなります。
では、1枚絵と漫画で実際にどのくらいエンゲージメントが違うのでしょうか? 弊社コンテンツの『パンパカパンツ』と『ぼくの彼女、ヤバにゃん』のInstagramアカウントで比較してみましょう。
次の画像は、パンパカパンツでは1枚絵の投稿を中心で、ぼくの彼女、ヤバにゃんはコマ割りされた漫画の投稿です。各投稿の下には、フォロワー数/いいね数/コメント数/保存数、その隣にフォロワー数に対する率があります。比較してみると、ぼくの彼女、ヤバにゃんの方のいいね数はパンパカパンツの約9倍と圧倒的に多く、保存数も約5倍の差があることがわかります。

通常、アカウントのフォロワー数が多いほど、フォロワーの投稿へのアクションが低下する可能性があるため、いいね率を高く維持するのは難しくなります。しかし、今回の例のように漫画にすることでフォロワーに関心を持たせることができ、いいね率を高く維持することが可能になるのです。
さらに、保存数が多いということからは、何度も見返したい、もしくは後で見たい投稿と思ってもらえることがわかります。漫画にすることで、ユーザーの興味・関心が高まり、エンゲージメント評価を高くすることが可能になります。
また、フォロワー獲得の施策が立てやすいところも漫画の利点です。たとえば、漫画ならではの施策のひとつに、フォロワーの関心を引くストーリーの選択肢を用意し、いいねの数によりストーリーを変えるというものがあります。
この施策は、いいね数を増やすことで、Instagramからオススメされやすくすることが狙いです。漫画投稿のアカウントにて、実際にこの施策を行ったところ、5,000以上のいいねを獲得し、フォロワー数が約900人増加しました。
