ビジュアル探索ツールのPinterestは、販売事業者向けにより早いカタログフィードの取得、ショッピング広告フォーマットとしてのコレクション、コレクション向け動画、自動入札、コンバージョンインサイトと分析、新しいショッププロフィール(米国のみ)、商品タグ付け(米国のみ)など、年末商戦中とその後のリーチにも役立つ最新のツール一式の導入を広告展開国で開始した。
eコマースが急成長しているなか、Pinterestではかつてないほど早くからクリスマスショッピングが始まっている。「クリスマスギフトのアイデア」(検索数:前年比の3倍)などのキーワードの検索は、4月に急増した。そして、Pinterestのショッピング関連コンテンツに触れたユーザーの割合は、過去半年で85%以上も拡大しているため導入に至った。今回アップデートされたのは、以下の通り。
1.カタログのアップデート
今回のカタログのアップデートにより、管理画面がより直感的に使えるインターフェースに刷新された。カタログのアップロード、ショッピング広告の有効化、より早いカタログフィードの取得、コレクションのメインにヒーローイメージ動画、カタログとコレクションの統合など、Pinterest販売事業者に必要な作業がより簡単に行える。
また、今回のアップデートでは、新機能の追加も行われた。カタログとコレクションを統合し複数の画像の広告ユニットを作成できるようになった。加えてスケジュールツールにより、すべての商品を都合のよいタイミングで、Pinterestにアップロードできる。さらに、ブランドのストーリーをより詳しく伝えられるよう、コレクション広告ユニットのファーストビューに動画を使えるオプションを開始した。
2.ショッピングの自動入札
広告キャンペーンのカタログセールスの自動入札を設定すると、手間をかけずに結果を最大化させることが可能になった。
3.コンバージョンインサイトのアップデート
有料+オーガニックの合計インパクト数を確認できるようになった。有料とオーガニック、両方のアクティビティが、顧客をどう購入につなげているかを確認するため、アクティビティにコストを投じることの可否が検証できる。
4.新しいコンバージョン分析
コンバージョンのパフォーマンスに関するさらに詳細な検証を実現した。ショップは可視化ツールを使うことで、顧客が購入に至るまでのプロセスを、既知のファネルにすべて要約された形で見ることができる。購入に至るまでのプロセスを追い、複数のアトリビューションビューを比較して、インパクトの実証が可能だ。
【関連記事】
・Pinterest、クリエイター向けに新たなコンテンツ公開方法を導入 「ストーリーピン」機能を発表
・Pinterest、月間アクティブユーザー数が4億人を突破 Z世代・男性・ミレニアル世代がけん引
・アイレップ、Pinterestの運用代行サービスを開始 アカウント開設~効果測定までトータルで支援
・料理SNS「SnapDish」、「Pinterest」のレシピピン機能導入
・SNSからのリファラーの“質”調査――最も優秀なのはYouTube